■「TURKCELL」でSIMカード購入体験記 |
目がきんきんきらきらになって少々疲れたので、ホテルに戻って休むことにした。帰り道、アクサライ駅近くで「TURKCELL」の看板を発見。そうだ、今のうちにSIMカードを購入しておこう。SIM(Subscriber Identity Module)カードとは携帯電話の契約者情報を記録した小さなICカードのこと。これを差し替えることで、電話番号などを変えることなく他のGSM端末が使えるようになる。手元には、トルコに着いてからまたまた衝動買いしてしまったGSM携帯がある。ちなみに“GSM”というのは、欧州の携帯電話で使われている通信方式のことである。今回、ここイスタンブールでSIMカードを手に入れて、この端末を使おうというわけだ。というのも、現地の友人と話すなら現地のSIMカードを使うのが一番安い。
トルコでは携帯電話の料金はプリペイド式で払っている人が多い。月払いももちろんあるが、使い過ぎ防止にはプリペイドが一番!ということなのだそうだ。話し好きのトルコ人らしい。もしポイント残高がなくなっても着信だけなら無料だ。またポイントを購入すれば、番号は引き続き使える。ポイントを買うのは簡単で、街の至る所で購入できる。
ただ最初はこうした、きちんと対応してくれる店で買わなければならない。パスポートを持って、いざ店内へ。
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▲ トルコ最大手の携帯電話会社「TURKCELL」。対応は丁寧だが当然トルコ語しか通じないので覚悟して入ろう |
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▲ レジカウンター。ポイントを買い足すだけならここで | ▲ もちろん携帯電話本体も売っている。たまに格安の出物があるときも。店先の看板に注目 |
■SIMカードを端末にセットして準備開始! |
店に入ると「ブユルン(いらっしゃいませ)」と一声かけてくれたきり、他の客の対応でけっこう待たされる。ドキドキ。5分後順番が回ってきた。パスポートを見せてSIMカードを指差そう。パスポートがコピーされて戻ってきて、クレジットカードを渡した後、店員の持ってきた書類の数カ所に漢字でサインした。サインが終わると、SIMカードの束を渡されどの番号がいいか選ぶよう薦められる。こんなにたくさんの選択肢の中から選べるのはうれしい。後に説明する開通の手続きも教わった。
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▲ 無造作に置かれたSIMカードの入った封筒の束。封筒に電話番号が書いてある |
“SIMカード購入ミッション”はあっけなくクリア。早速ホテルに戻って、現地で手に入れた“トルコ産GSM携帯電話”に息を吹き込もう。まずは封筒からSIMカードを取り出して、裏面の部分をコインなどで削る。
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▲ 封筒からSIMカードを取り出す。トルコ語でしか説明が載ってないけど、大丈夫! |
現地で人気の「NOKIA6600」にSIMカードを挿入してみる。カード部分を切り取って、設定開始! カードを差し込む方向に注意すれば難しいことは何もない。あとは電源を入れて、画面表示が出るまで少し待てばいい。PINコードを聞かれる画面が出たら、先ほどコインで削り取った個所に書いてあるPINコード番号を打ち込む。これで準備完了だ!
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▲ PINコードを聞いてきたらコインで削ったSIMカードの裏面に書いてある番号を打ち込む | ▲ PINコード番号を入力すれば、準備完了!これで市内通話を安く利用できる |
最後に、4ケタの番号に電話をかけて、初回のボーナスポイントをもらう。店の人が最後に説明してくれたのがその方法だった。指定の番号に電話し、言われたとおりの番号をプッシュすればビッディ(おしまい)! 250ポイントものボーナスポイントをGETだ。
そんな作業をしているとき、友人とそのお母さんがホテルまで私を訪ねてきてくれた。お母さんがしきりに「ブ、ネ?(これなあに)」とM1000を指差すのでちょっと持ってもらってM1000と記念撮影。お母さんは最後まで「?」な様子だった。
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▲ 友人のアンネ(お母さん)。私の記事をM1000で表示させて見せてみる。不思議そうな顔でしきりに首をふっていた |
さあ、今回はここまで。次回はいよいよイスタンブールを飛び立ち、カイセリ空港へ向かおう。カイセリから車でカッパドキアまで1時間半。みなさんをそこまでお連れしよう。どうぞご期待ください。