LANやインターネットで、通信がうまくいかないときによく使うのがpingコマンドだ。相手先のホスト名あるはIPアドレスを指定すれば、通信可能か否かを判断できる。

 一方、tracertコマンドもよく利用され、経由するルーターなどpingコマンドより詳しい情報が得られる。

 これら2つのコマンドの機能を兼ね備えたのがpathpingコマンドだ。基本的な使い方はほとんど同じで、ホスト名あるいはIPアドレスを指定して実行すればよい。ただし、tracertに比べて結果を得るまでに時間を要することがある。経路上のサーバやルーターに対して一定時間パケットを送信し、それぞれから返ってくる応答だけでなく、各ホップから戻ってくるパケットを調べてパケット損失の割合を計算するなどの機能があるからだ。このため、どこでパケット損失が起きているのか一目で分かるようになる。

 スタートメニューから「すべてのプログラム」-「アクセサリ」-「コマンドプロンプト」を選んで「コマンドプロンプト」ウィンドウを開く。ここで、例えば次のようなコマンドを実行すればよい。

pathping arena.nikkeibp.co.jp

 前半は経路にあるルーターの情報一覧で、後半でそれらの通信品質の情報が表示される。前半が表示されたあと、後半の表示までにかなりの時間を要することがある。

通信がうまくいかないときによく使うのがpingコマンドだ
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tracertコマンドもよく利用され、経由するルーターなどpingコマンドより詳しい情報が得られる
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「コマンドプロンプト」ウィンドウで「pathping arena.nikkeibp.co.jp」というコマンドを実行する
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前半は経路にあるルーターの情報一覧だ
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後半で経路にあるルーターの通信品質の情報が表示される
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筆者紹介
小泉力一
テクニカルライター。DOS全盛期からソフトウェア全般に関する著作を手がけ、「FD+LHA=かしこいMS-DOS」(アスキー)の執筆を期にオンラインソフトの紹介活動を開始する。最近はインターネットの活用をテーマにしたコラム等も手がけている。