下の写真を見てください。都内某所にて、何気なく記念写真を撮った青年。
 なんと、背後には白い衣装に身を包んだ、髪の長い女の影がはっきりと写っているではないですか!!


ここは有名な心霊スポットなのか、はたまた青年は呪われているのか!?
実はデジカメを使ったトリック撮影。自動露出で露出補正-0.7。オリンパス C-2040ZOOMの後幕シンクロを利用しています

 実は、これはデジカメで撮影した、なんちゃって心霊写真なのです。今回は、暑い夏も思わず涼しくなってしまう、心霊写真もどきの写し方をご紹介しま す。

 必要になるのは、ある程度長時間露出ができるデジタルカメラです。

 シャッター速度を遅くし、フラッシュを後幕シンクロに設定します。後幕シンクロでは、露出が終わる(シャッターが閉じる)ときにフラッシュが光ります(露出の最初に発光するのが「先幕シンクロ」です)。この「シャッターが切れるときにフラッシュが光る」ことが、今回のなんちゃって心霊写真のからくりなのです。


オリンパス C-2040ZOOMの後幕シンクロの設定画面

 最初は、写真に写る人と幽霊役の人が両方ともフレーム内に入るように立ちます。そして、シャッターが切れる直前に幽霊役の人がサッと身を隠します。 この瞬間フラッシュが光ると、幽霊役の人だけがうっすらと写真に残るのです。

 露出している間、幽霊役の人以外は動かないよう注意してください。ブレると、いかにも長時間露出のトリックなのが見え見えになってしまいます。

 長時間露出はできるけど後幕シンクロはできないという機種の場合は、こんな方法で撮影できます。デジカメ内蔵のフラッシュはOFFにし、別のカメラのフラッシュだけを利用したり、または、フラッシュだけを別途用意するのです(フラッシュには、カメラと接続しないで発光させるためのボタンが付いています)。

 そして、シャッターを切る瞬間に、別のフラッシュを光らせます。シャッターが切れるのとフラッシュが光るタイミングがうまく合わなければならないので、ちょっとコツが必要かもしれません。この方法で撮ったのが下の写真です。

 こんな写真を見せられた人はビックリしてしまうでしょうね(笑)。


後幕シンクロのできない機種と、別のデジタルカメラのフラッシュを使って撮影。4秒のシャッター速度からくるノイズを、レタッチで消しています(消し方は、花火のときと同じです)