木村裕子
元JR東海の車内販売員。鉄旅プラン作成を究めるため、国内旅行業務取扱管理者の資格を取得。乗り鉄と収集鉄。今までの乗車距離は地球20周分。自宅には、キハ20の貫通扉、行き先表示板を始め、100点以上の鉄道グッズがある。

お気に入りの観光列車BEST3
1位 くしろ湿原ノロッコ JR北海道
 鹿、タンチョウ、リスなどの動植物2000種類が生息する湿原を走るノロッコは、サファリパークの鉄道版! 釧路駅は和商市場でお刺身を一切れずつ買って海鮮丼を作る勝手丼、細岡駅は180度見渡せる湿原に沈む夕陽が見れる展望台、「タンチョウの来る駅」の別名を持つ茅沼駅など、何度行っても飽きないほどの観光スポットも揃う最高の観光列車。
2位 こたつ列車 三陸鉄道
 震災に立ち向かい、復活した三陸鉄道のこたつ列車。全席掘りごたつの車内で食べる、観光列車限定の「海鮮アワビ弁当」は最高の贅沢。長いトンネルに入ると秋田のなまはげに似た「なもみ」が登場し車内にいながら地元の文化にも触れられます。震災前は美しいリアス式海岸を眺めることができました。いまは、震災前とも、震災直後の1年前とも違う景色となっています。乗る度に復興の進み具合が確認でき、行くだけでたくさんの地元の方が喜んでくれます。
3位 あそぼーい! JR九州
 子供にとっては移動式遊園地のようなドリームトレイン。木のボールプール、子供用座席、くろちゃんのイラストが101匹書かれた車体、車内ではこどもビールも販売。木のボールプールは大人も利用OKで、私も恥を捨てて思いっきり遊んで来ました(笑)。パノラマシートからは阿蘇のダイナミック車窓が迫り、立野駅では勾配をジグザク登るスイッチバック、宮地駅~赤水駅間はカルデラの中を走るので地理の勉強もできちゃいます。
いつかは乗りたい観光列車BEST3
1位 バーベキューカー JR北海道
 鉄道界の常識をブチ破ったミラクルトレイン。その名の通り、ホットプレート付きの列車でジンギスカンや焼き肉が食べられます。車内で焼き肉ができるなんて、たぶん世界でこの列車だけだと思います。イベント時や貸切でしか乗車出来ない激レア列車という所にも惹かれます。
2位 Train117 JR東海
 観光列車の少ないJR東海が造った驚きの産物。ドアを開けたまま走行し、風と自然を全身で感じることができる車両。もちろん柵がついているので、安全面は問題ありません。この117系は国鉄時代から活躍しており、普段は通勤列車に使われていましたが、この春に引退しました。定期運用からは外れましたが、観光列車としてぜひ今後も楽しませてもらいたい車両。
3位 しまかぜ 近畿日本鉄道
 丸みのある曲線や明るい車体カラーと、今までの可愛らしい近鉄のイメージを一新した鉄道界期待の大型新人。例えるなら女子高に赴任してきたイケメン教師のようなイメージ。食堂車が廃止されるなか、カフェ車両を取り入れた所に意気込みとやる気が感じられます。全車3列シートや個室、鉄道界初のエアクッション内蔵シートと至れり尽くせりな車両は 鉄道が単に移動手段だけではなくなったこの時代を象徴する新型車両だと思います。