古いデジカメは、一見すると問題なく写真が撮れると思いきや、最新デジカメと比べるとあらゆる面でソンをしている。二度とない大事な場面で撮影に失敗して後悔しないためにも、最新デジカメに乗り換えておくべきなのだ。

 前回は「バッテリー&充電器」「メモリーカード」「レンズ」「動画撮影機能」の4点をチェックした。今回は「液晶モニター」「高速連写機能」「高速連写を応用した独自機能」を見ていこう。

【ポイント5】液晶モニター
大きさや解像度だけでなく、完成度が高まったタッチパネル式も要チェック

 ユーザーにとって分かりやすい進化の1つが、カメラの背面にある液晶モニターだ。数年前までは1.5~2型が一般的だったが、現在では3型や3.5型にまで大型化した。面積比でいえば4倍以上もの違いで、再生画像の見やすさは格段の差がある。

キヤノンの「IXY」シリーズの新旧モデルを比較。2010年発売の「IXY 10S」(左)の液晶モニターは3.5型ワイドなのに対し、2004年発売の「IXY DIGITAL 500」(右)は1.5型と小さい。実際に並べてみると、数字以上の差を感じる。撮影した写真を再生する際の楽しさは段違いだ(画像クリックで拡大)

▼お薦めの買い替え用モデル
キヤノン「IXY 10S」

 IXYシリーズでは最大の3.5型ワイド液晶を搭載する高性能モデル。46.1万ドットと精細で、粗さの目立たない表示が可能。液晶はタッチパネル式で、メニューや再生などが画面タッチで操作できる。レンズは35mm判換算で24-120mm相当の光学5倍ズームで、撮像素子は有効1410万画素CCD。
■発売日:2010年2月19日
■実売価格:2万3800円前後


 大きさだけではない。パネルの解像度の向上により、表示の精細感もアップしている。2004年発売のパナソニック(旧松下電器産業)の「LUMIX DMC-FX7」は11.4万ドットなのに対し、ニコンの「COOLPIX S8000」やリコーの「CX3」などは92.1万ドットと精細だ。これらは3型と大きいこともあり、表示は大きく精細で見やすい。ピントが合っているかもしっかり確認できる。

 液晶パネルの視野角が広がったことや、偏りがちだった発色が改善されたことも無視できない。コンパクトデジカメでは液晶モニターを見ながら撮影するライブビューが中心であり、手を伸ばしてカメラを高い位置や低い位置にした際は視野角の広さがものをいう。古い機種では、バックライトの関係からか青っぽく見えるものがあり、パソコンに転送するまでは仕上がりに忠実な色味や明るさで確認できないものもあった。