変化の年に大きなチャレンジを

――今年度の主要タイトルについて教えてください。

鵜之澤氏:映画と連動したタイトルの『CLASH OF THE TITANS:タイタンの戦い』をはじめ、新規の大型タイトルがいくつかあるほか、『ガンダム』や、『テイルズ オブ』『スーパーロボット大戦』シリーズもラインアップしているので、充実していますね。

 特に『スーパーロボット大戦』シリーズは20周年を迎えることもあるので、ファンに向けた様々な仕掛けを準備中です。それに『パックマン』も30周年なので、こっちも色々盛り上げていきますよ。

映画と連動したタイトル『CLASH OF THE TITANS:タイタンの戦い』
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――その『パックマン』は、5月22日と23日にグーグルのロゴ部分にブラウザゲームとして登場しましたが、これはどんないきさつがあったんですか。

鵜之澤氏:米国のグーグルが『パックマン』の30周年に着目して、うちの現地法人に話があったところからスタートした企画です。

 そもそも、トップページのロゴ部分は商業ベースで何かやるという場所ではなく、グーグルがやりたいことをやるというスタンスなので、我々は監修だけです。プログラムのソースも渡していません。ですから、あれはすべて“目コピー”で、グーグルの技術者がスクラッチで作ったものなんです。

 まあ、『パックマン』のプログラムはそんなに複雑ではないし、軽いものですけど、ちゃんと『パックマン』になっていて、良くできていましたよ。さすがグーグルのエンジニアですね。256面にあるバグもあるし、裏ワザでミズ・パックマンも出てくるんですよ。

 あのロゴ部分を遊べる仕様にしたものとしては第1号になるのでうれしいし、誇らしいですね。素直に「選んでくれてありがとう」っていう気持ちです。

『パックマン』の30周年を記念してゲームだけではなく、映像作品などさまざまな展開を予定
(C) NBGI
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――今年度は『ソウルキャリバー』や『鉄拳』シリーズといった、ナムコレーベルの大型タイトルはありませんね。

鵜之澤氏:そうですね。そこからも分かるように、今期は我々が変化するときだと考えています。既存の流れを変えるためには、何かをやめないといけないし、続編ばかり作っていたら、SNS関連などの新しいものをやる余裕もなくなってきます。今は、それを仕掛けているちょうど端境期に当たる状態です。

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――では、まとめですが2010年度はどんな年になりますか。

鵜之澤氏:もう既に多くの方が気づいているように、今年は音を立てて色々なものが変化していく年になると思います。これは否応なしに変わりますよ。

 だから、ゲーム専用機だけではなく、iPadのような新しいハードや、SNSなどへの対応も含めてチャレンジしていく年です。この変化に対して、恐れて立ちすくんでいたら確実に負けます。

 だから、バンダイナムコゲームスをはじめコンテンツSBUの仲間には、僕からどんどん声をかけて、皆に元気を出してもらって、新しいことに取り組んでいく考えです。

――ありがとうございました。

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