革の質感をシンプルに味わえる
m+(エムピウ)「amuleto」

m+(エムピウ)「amuleto」(9450円)。ストラップを携帯電話やデジカメに取り付けられるアタッチメントが付属(画像クリックで拡大)

 IDカードケースには、カードを保護するように透明なカバーが付くことが多い。しかし、良い革を使ったケースに透明カバーは合わないし、全体に安っぽく見えてしまう。もともとIDカードはしっかりした厚さがあるから保護をそれほど考える必要はないと思うし、ないほうが服にも合う。エムピウのIDカードケース「amuleto(アムレート)」は透明カバーがなく、本格的な大人のツールとして作られている。透明カバーは劣化も激しいので、ないほうが長く使えるというメリットもある。

 縦型なのは、首から下げた状態で動きにくい場合、胸ポケットに入れやすいようにという配慮。タンニンなめしの革はしなやかでコシがあるが、手触りはソフト。首から下げても胸ポケットに入れても違和感が少なく、邪魔になることはない。透明カバーがないことも、装着時の心地よさにつながっている。通常、IDカードケースにここまで上質の革を使っている例はまれで、質感にかなりこだわりのある人向きのケースだともいえる。

 ストラップは、色落ちが少ない顔料仕上げの平三つ編みの革ひもを採用。ストラップのせいでシャツの襟元が汚れるといったこともない。また、ひも状のストラップは軽くて丈夫なうえに服のデザインを損なわず、存在を気にせずに使える。さらに、首から下げるだけでなく、片側をナスカン(バネの入ったフック)から外し、バッグなどに装着し、パスケースとして使うこともできる。さらに、ストラップのみをデジカメや携帯電話に装着するためのアタッチメントも付属。ストラップを独立して使うことができる。

 このIDカードケースはかなりマニアックというか、なるべく良いものを身に着けたいという人向きの、品質に特化したもの。価格的にもなかなか手が出ないかもしれないが、その素材の質の高さ、デザインセンスの良さ、実際に使ったときの使い心地の良さなど、高いレベルでまとまった名品。ギフトなどでもらうとすごくうれしいアイテムだ。

色は黒と茶の2色。裏はカードの裏側の一部が見え、かつ出し入れのスムーズさを考えて丸い穴が開いている(画像クリックで拡大)

ストラップは、片方が着脱可能なクリップ、片方が固定してあるので、首から下げるだけでなく、ウォレットチェーン的な使い方もできる(画像クリックで拡大)

ストラップは顔料仕上げの平三つ編みの革ひも。色落ちが少なく、とても軽く、しなやかに体に寄り添う(画像クリックで拡大)

ひもが細くても意外に存在感があり、さりげない高級感が上品(画像クリックで拡大)