年末年始は見ごたえのある映画が次々と公開される。2009~2010年にかけても、洋画を中心にさまざまな切り口から楽しめる作品がそろった。最新の映像技術を駆使して、観る者をスクリーンに釘付けにする『アバター』『2012』。特に『アバター』は、3D作品としての完成度にも期待がかかる大作だ。冒頭の10分間に泣きのエピソードを盛り込むという斬新なストーリー展開が魅力の『カールじいさんの空飛ぶ家』。大人でもアニメであることを忘れて、主人公に感情移入できるはず。ドキュメンタリー作品の旗手、マイケル・ムーアの新作『キャピタリズム~マネーは踊る~』は、金融資本主義という、現代社会を蝕む“モンスター”に真正面から対決を挑んだ作品。フィクションかノンフィクションか、その境目が曖昧な『THE 4TH KIND フォース・カインド』も新しいタイプのホラー映画として注目されている。普段、映画をあまり観ない人も年末年始の休暇を利用してぜひとも劇場に足を運んでもらいたい。

(文/相馬 学)