まずは優先順位を決め、最優先の条件は必ず守る

 10の失敗例を見てきたが、「結局どれを選べばいいの?」なんて思った人もいるだろう。残念ながら、すべての問題をクリアするパーフェクトな加湿器は存在しない。そこで、まず優先順位を決めることだ。手入れが簡単な方がいいのか。電気代がかからない方がいいのか。使用シーンを想定して考えるのもよいだろう。就寝時に使用するのなら静音性が優先。広いリビング用なら加湿パワーが欲しい。使用時間が長いのなら電気代がかからないもの。絶対にこれはゆずれないという条件にあった加湿器の方式を決め、そこから機種ごとの特徴で絞り込んでいこう。ある方式に決めると、その方式のデメリットの方が気になるかもしれないが、ここでぶれてはいけない。デメリットを気にするあまり、最優先の条件に当てはまらない加湿器を選んでしまうのが一番失敗する買い方なのだ。

使用環境とライフスタイルと好みが違えば「よい加湿器」も「ダメな加湿器」に

 ネットの口コミや友人のすすめで選んだのに全然ダメだった、なんてこともよくある。これは口コミや友人が間違っていた訳ではない。加湿器は方式や機種によってそれぞれ特徴がある。そして、その特徴がメリットになるか、デメリットになるかは、使用する部屋の環境とライフスタイルに影響される。さらに本人の好みの問題もある。例えば加湿パワーはあるが動作音が大きい機種。同じ寝室用としても、あまり音が気にならない人にとっては「寝る直前にスイッチを入れればすぐ加湿してくれるよい機種」だが、音に敏感な人には「動作音が気になって全然使い物にならない、ダメな機種」となってしまう。優先順位を決める際は、使用環境とライフスタイルも考慮に入れることが重要。ポイントをいくつか挙げておこう。

・使用時間は長い? 短い?
→使用時間が長いなら電気代が割安なものを

・使用する部屋の気密性は?
→気密性が高いなら加湿パワーはそれほど重要ではない

・使用する部屋は乾燥している?
→乾燥した部屋なら加湿パワーが欲しい

・使用する部屋は寝室? リビング? 子供部屋?
→用途を考えれば優先順位も見えてくる

・部屋の中でじっとしていることが多い?
→じっとしているなら部屋全体を加湿する必要はない

・マメに掃除する?
→ズボラなら手入れの簡単さを優先順位の上位に

・音が気になる?
→気になるなら静音性重視で

・細かく設定する方が好き?
→細かく設定できる機種は自分にぴったりのモードが探せるが面倒