JAPAN EXPOには、経済産業省、観光庁、外務省の三者も連携して参加した。日本に関心が高い若者が多数集まる絶好の機会に、日本の魅力をアピールしようとの狙いだ。

 経済産業省は「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」(コ・フェスタ)の海外展開強化の第一弾として「コ・フェスタ」ブースを出展、7月3日にはその概要を説明する記者会見も開いた。観光庁と日本政府観光局は(JNTO)は「ビジット・ジャパン・キャンペーン」ブースを展開、日本国内の観光地などを紹介した。外務省はパリ文化会館で7月2日から、外務省のカワイイ大使を務める青木美沙子さん、木村優さんらが参加するイベントなどを開催した。

 「コ・フェスタ」ブースでは期間中、国内のアーティストや漫画家らが参加する各種イベントが人気を集めた。例えば2日には、ビジュアル系バンドの「Vistlip」のトークイベントを開催。若い女性を中心に多くの人でにぎわった。「神の雫」の漫画家オキモト・シュウ氏のサイン会も盛況。4日にはパリを拠点とするオーナーパティシエで10月から放送されるテレビアニメ「夢色パティシエール」の監修を務める青木定治氏が、生菓子を作るデモンストレーションを実施した。

 JAPAN EXPOの会場ではゲームや音楽、マンガなどに関する様々なイベントが開かれ多くの人たちの関心を集めた。その盛況ぶりからは、日本のコンテンツがフランスの若者に少なからず受け入れられていることが見てとれる。

 昨年は13万人を集めたJAPAN EXPO。今年も多数の若者が訪れ、日本のPOPカルチャーへの興味の高さを示した。一方でマンガや音楽CDなどの日本国内市場は縮小傾向にある。海外での事業展開が見込めれば、日本のコンテンツ事業者にとっては収益拡大の大きなチャンス。そうなれば国にとっても、文化外交の強力な武器となる可能性がある。

今年初めてJAPAN EXPOに出展した「コ・フェスタ」のブース(画像クリックで拡大)

観光庁と日本政府観光局は「ビジット・ジャパン・キャンペーン」ブースを展開(画像クリックで拡大)