暑くなったからか、節約のためか、好きな飲料を好きな所で飲みたいからか、オフィスでも電車の中でも街中でも、保温タイプの水筒を持ち歩く人を良く見かける。かつては子ども向けか、本格的なアウトドア商品しかなかったのにだ。いま水筒は、さまざまなモデルが登場している。

 特に、ステンレスを使った真空二重構造の水筒は保温・保冷性能が高く、コンパクトで軽く、主流。デザインも大人が使えるもの、オフィスでも自然に使えるものが増えてきた。そこで今回、ビジネスパーソンが使えるデザイン、機能の商品をセレクトした。

 ポイントは、保温・保冷機能の有無。真空二重構造と呼ばれる方法が最も優れている。水筒の中に真空の層を作り、そこで輻射熱と伝導熱をカットするもの。この方法だと、真空の層が薄くても、保温・保冷性能を損ねない。技術力次第でコンパクトな水筒が作れるのだ。ただし、ステンレス製の場合、材料のステンレスから微量に放出されるガスにより、真空状態が損なわれることがある。象印では、真空層にガスを吸収する金属成分の吸収材を入れて対応しているが、安価な水筒には、こうした対策が施されていないものもある。

 真空二重構造の水筒には、コールド専用とホット・コールド両用がある。実は両者に性能上の違いがあるのではない。単に飲み口が違うだけ。小さな飲み口が付いた水筒で熱い飲料を飲む場合、勢いよく飲んでしまい火傷する危険がある。そのため、広く口が開くマグタイプのものや、コップに注ぐタイプ以外は、コールド専用として売っているわけだ。

 その飲み口の問題だが、外出時、散歩や街歩きの途中で飲みやすいのはコールド専用の、飲み口が付いたタイプ。開閉も手軽にできるから屋外で使いやすい。一方のマグタイプは湯呑み感覚で飲め、オフィスのデスクで使うのに向いている。冷房の効いた室内で、熱い飲み物を飲みたい人にも向く。真空二重構造の水筒は結露しない。オフィスで使って大事な書類を濡らす心配がないのもうれしい。