前回に引き続いて、ネットブック編をお届けする。ネットブックの魅力は4万円台から買える安さにこそある。前回のモバイルノートと比べて、劣っている点があるのは当然だ。しかし、今までは予算が合わずにモバイルノートを敬遠していた人でも、手に入れられるようになったのは、素晴らしい限りである。ここでは、ネットブック同士の比較でベスト10を選定した。

No.1 - VAIO type P
常にかばんに入れておける
究極のモバイルノートだ


ソニー

VAIO type P

実売価格:12万2300円(直販価格)


 各種の記事に執筆したが、僕はVAIO type Pが登場して、すぐさま購入して利用している。小さくて軽いことは、当然ながら購入前からデータでは知っていたのだが、実際に使ってみると想像以上の利便性だった。

 僕は、最初から大容量バッテリー付きで購入したので、700g台のウエイトになった。それまでにも1kg程度のモバイルノートは、各種購入して持ち歩いてきた。ところが、700g台ともなると、荷物としての負担感がけた違いに少ない。しかも、大容量バッテリーを付けても非常にスリムだ。

 大げさなようだが、持っているのを忘れてしまうほど小さく、軽いのだ。

 ただし、駆動時間は、大容量バッテリーでギリギリであった。レギュラーのバッテリーでは、容量不足に感じるユーザーが多いはず。購入時に大容量タイプを選択したいところだ。

 僕は、ソニースタイルで、高速なCPUと64GBのSSDを選択した。それでも快適とは言い難いパフォーマンスだ。SU9400を搭載しているモバイルノートに比べると性能は格段に落ちる。SU9400でさえ、満足なほど速いわけではないので、Z520+HDDの店頭モデルではストレスがたまるだろう。

 本来なら、価格を考えてもこのモデルを「ネットブック」のくくりに入れるのはおかしいかもしれない。ただCPUがネットブック用なので、そのデメリットを含めて分類したのだ。

 とはいえ、日々利用してみて、VAIO type Pこそが真のモバイルノートだと実感した。このサイズだからこそ、余裕で持ち歩けるのだ。だが逆に言うなら、他のパソコンがある事務所や自宅では使う気にさえならない。画面が小さくワイドすぎて見づらいのだ。やはり、12型クラスのモバイルノートと比べるには無理がある。全体がコンパクトなので、使っている姿勢が窮屈になるのも個人的に好みではない。

キーボードのデザインは素晴らしいが、キーピッチ、ストローク共に普通に使える下限だ。(画像クリックで拡大)

大容量バッテリーを選択して購入したのが正解だった。標準バッテリーでは、駆動時間が短すぎる。(画像クリックで拡大)