青空に咲き誇る桜は、日本の宝といってもよい美しい春の風景だ。これを写真に収めたくて、春の到来を心待ちにしている人も多いことだろう。
 しかし、出かけた時が好天とは限らない。どんよりとした曇り空だったり、雨が降っている時もあるだろう。悪天候であればあるほど、桜をキレイに見せるのが難しいのもまた事実だ。
 そのような悪条件にへこたれることなく、一歩上を行く美しい写真を手持ちのコンパクトデジカメで撮るためのテクニックを紹介していこう。これから本番を迎えるソメイヨシノの花見シーズンに向けて、ぜひ参考にしてほしい。

【第1回】

 あいにくの雨だと、カメラに収めた桜も重苦しい雰囲気になってしまいがち。そのような悪条件をクリアするために有効なのが、よく「運動会カメラ」と称される高倍率ズーム機なのだ。

【第2回】

 桜を撮りに行く計画を立てても、晴れの日ばかりとは限らない。こんな時に使ってみたいのが、いわゆる防水デジカメ。雨を逆に利用して幻想的な写真に仕上げることも可能なのだ!

【第3回】

 桜の花を印象的に撮るには、背景をぼかして花を浮かび上がらせるのがよい。撮像素子が小さなコンパクトデジカメはボケにくいが、デジタル一眼「LUMIX G1」なら凝った撮影が可能になる。

【第4回】

 あいにくの雨模様だと、どうしても暗く寂しい雰囲気の桜になってしまう。しかし、夜になれば晴でも雨でも条件は同じ。雨の日こそ、ライトアップされた夜桜を美しく撮ってみたい。

【第5回】 New!

 シャッタースピードが稼げない夜桜の撮影は、カメラに手ぶれ補正機構が付いていてもブレは防ぎにくい。そこで便利なのが、高感度撮影の画質を高める機能が付いた最新デジカメなのだ。

今年も早咲きの名所「河津桜」で撮影!

 伊豆半島の南端にある静岡県賀茂郡河津町に咲く「河津桜」は、日本で一般的に知られるソメイヨシノよりもひと月ほど早く満開のピークを迎えることで知られる。河津桜は花のピンク色が濃く、周囲の菜の花と一緒に咲くため、絶妙な色のコントラストを見せることでも有名だ。それを目当てに、全国から観光客が訪れる場所でもある。今年は開花がかなり早く、例年ならば満開の2月下旬の時点で見ごろが過ぎていた。足を運ぼうと考えている人は、Webサイトなどで最新の情報を集めるのがおすすめだ。

クチコミ情報で桜の見ごろをチェック!「Yahoo! JAPAN お花見特集2009」

 ヤフーは、全国各地の花見情報を網羅した
「Yahoo! JAPAN お花見特集2009」(http://sakura.yahoo.co.jp/)を3月10日から公開した。約1000カ所の開花状況を毎日更新するほか、ユーザーが投稿した口コミ情報や写真が閲覧でき、リアルタイムな開花情報が得られる。ライトアップされた夜桜が見物できる全国33カ所の情報も掲載しているので、今回のテクニックを生かしての夜桜撮影にも役立つ。

著者

星 智徳(ほしとものり)

◇これからの桜の季節の前哨戦ともいえる今回の企画。伊豆半島までロケに行ったのに、ひどい雨と思いのほか桜の進み具合が早く、企画を大幅に変更。とりあえず、私ではなく同行者の日ごろの行いが悪いせいだと、責任を押しつけておきます。