今回は、塙カメラマンがソニーの「α900」で撮影した紅葉の写真を紹介しよう。各写真には、使用したレンズを明記しているほか、撮影にあたってどのような点にこだわったかなどをまとめてもらった。撮影の参考にしてほしい。


ソニー

α900

実売価格:32万8000円(ボディー)


使用レンズ:
35mm F1.4 G、
Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM

 ソニーの「α900」は、同社のαシリーズでは初めてフルサイズセンサーを搭載したモデルだ。有効画素数は2460万画素で、今回撮影したフルサイズ3機種の中ではもっとも画素数が多い。ソニーは、α900をあえてプロフェッショナル向けという位置づけにしていないが、使ってみると十分にプロ機としての資質があると感じた。

 第一に、ファインダーが非常に見やすいこと。視野率は100%で、ファインダー倍率は約0.74倍。フォーカシングスクリーンには、ミノルタ時代から見やすさに定評のあるスフェリカルアキュートマットが採用されている。フォーカスの山がつかみやすいスクリーンは一般的に暗くなりがちで、明るいスクリーンは山がつかみにくかったりするが、α900のスクリーンは見事にそれを両立している。特に、Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMを使用した時は「ズームレンズでも、これほどピントがつかみやすいのか」と驚いたほどだ。

 シャッターボタンの押し味を含め、シャッターを切った時のフィーリングも良好だ。従来のαシリーズのシャッターフィーリングはあまり好きになれなかったが、このカメラは別。最上位モデルらしく、気持ちのよい切れ味だと感じた。

「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM」で撮影
希望小売価格:25万2000円 実売価格:22万6800円

うるさくなりやすい前ボケも、期待以上にきれいにボケてくれた。葉っぱの揺れによる被写体ぶれを抑えるため、ISO1600に感度を上げて1/50秒のシャッター速度を確保した(ISO1600、1/50秒、F3.2、絞り優先AE)(画像クリックで拡大)

もう少し絞り込んで撮影したかったカット。手持ち撮影だったため、これ以上シャッター速度が遅くなると手ぶれがひどくなると思い、絞りをほぼ開放にして撮った(ISO1600、1/4秒、F3.2、絞り優先AE)(画像クリックで拡大)