まずスペックを見ると、一部の機種を除いてほとんどがCPUにインテルのAtom N270(1.60GHz)を搭載し、メモリーは1GB、グラフィックス機能はチップセット内蔵のものを使っている。基本性能にほとんど差はないと考えてよい。OSもWindows XP Home Edition SP3を採用する機種がほとんどだ。違いが出るのは「記憶装置の種類と容量」「液晶ディスプレイのサイズ」「使い勝手」「携帯性」だ。この点をしっかり抑えれば、自分にピッタリの1台が絞り込める。

鉄則その1.記憶装置の種類と容量が分かれ目

 ・記憶装置はHDDかSSDか?
 ・容量はどれぐらいあるか?

 記憶装置は一般のノートPCと同じHDDか、フラッシュメモリーを使ったSSD(Solid State Drive)のどちらかになる。HDDは容量に差があり、製品によって60~160GBまである。もちろん容量は大きい方が多くのデータを保存できて何かと便利だ。

 これに対してSSDは容量が小さく、最小で4GB、最大でも16GBを搭載する製品しかない。その代わりHDDよりも衝撃に強く、消費電力が少ないのが特徴だ。日常的に持ち歩いて頻繁にミニノートを使いたいユーザーに人気がある。

ミニノートでは160GBが最大容量となる。NECの「LaVie Light」などが160GBのHDDを搭載。動画やデジカメ写真などをたくさん保存できる。人気機種の多くがHDDを搭載する。外出先でのストレージ用途などに向いており、容量不足に困ることもない(画像クリックで拡大)

アスースの「Eee PC S101」は、非常に高速なSSDを搭載する。SSDの容量は16GB。無料で3年間使える60GBのWebストレージが付き、ネット接続できる環境なら、容量不足に悩むことはない(画像クリックで拡大)

鉄則その2.液晶は8.9型ワイドか10.2型ワイドか?

 ・液晶のサイズをチェック
 ・解像度はほとんどの機種が1024×600ドット
 ・ネット動画や写真を楽しむ人は画質をチェック

 液晶ディスプレイの解像度は、CPUにAtom N270(1.60GHz)を搭載する製品ならどれも1024×600ドットで違いはない。液晶のサイズは8.9型ワイドと10.2型ワイドの2種類に大きく分けられる。解像度が同じなので、一回り大きい10.2型ワイド液晶の方が文字やアイコンが大きくて見やすくなる。

 CPUにAtom Z500番台やVIA C7-Mを搭載する製品は、より高解像度な液晶を搭載するものがある。サイズも5.6型ワイドや12型ワイドなど選択肢が豊富だ。液晶の解像度の高さにこだわるならこうした製品を選ぶとよい。ただ、小さいサイズの液晶で解像度が高くなると、それだけ文字やアイコンの表示が細かく見づらくなる。

 サイズと解像度以外にも、液晶の明るさなどの画質にも注意しよう。表面に光沢のある液晶は、発色が鮮やかに見える半面、室内の蛍光灯など、外光の写り込みが気になりやすい。

8.9型ワイド液晶を搭載する製品は、10.2型ワイド液晶タイプに比べてコンパクトで軽いのがメリット。東芝の「NB100」は約1.05kgの重さで、ミニノートの中では軽量クラスだ。液晶の画質も最高クラス(画像クリックで拡大)

10.2型ワイド液晶は画面が大きくて見やすいが、その分、本体も大きくて重くなる。アスースの「Eee PC 1000H-X」は、ミニノートで最重量級の約1.45kgになる。もちろん、中には1.1kg前後の軽いものもある(画像クリックで拡大)

CPUにVIA C7-M ULV 1.6GHzを備える日本HPの「HP 2133 Mini-Note PC(ハイパフォーマンスモデル)」は、1280×768ドット表示対応の8.9型ワイド液晶を搭載。Atom N270(1.60GHz)を搭載したミニノートよりも高解像度だ(画像クリックで拡大)