【アプリリアMana850】3種類のATモードとマニュアルモードを備える

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 オートマチックの変速モードは、「ツーリングモード」、「スポーツモード」、雨天用の「レインモード」の3種類。変速モードは、右グリップ基部のモードダイヤルで切り替えられる。そしてこのモードダイヤルを長押しすると、マニュアルの「シーケンシャルモード」になる。これは自動車のCVTにあるマニュアルモードと同じ動作で、Vベルト無段変速機のいくつかのポイントで変速比を固定するもの。Mana850は7速相当の動作になる。

 シーケンシャルモードでの変速は、左グリップのボタンで行なえるほか、シフトペダルを使って左足も操作できる。これがなかなか楽しかった。普通のバイクに慣れた人ならペダルのほうが馴染みやすいだろうが、クラッチ操作がないため、かえってギクシャクさせることもある。変速時にMTのつもりで、ついアクセルを戻してしまうためだ。アクセルを開けたままシフトしていくデジタル的な操作なら、左手のボタンもなかなかいい。

 よく考えられているのは、ATモードでもマニュアルでシフトダウンが可能なこと。危険回避などのため、急なトラクション(=リヤタイヤが地面を蹴って車体を前に進ませようとする力)が必要になった場合に有効だ。また、シーケンシャルモードで回転を上げていくと、シフトを促すオレンジ色のインジケーターが点灯する。タコメーターがないマシンでは必須だろう。

ヘッドライトは上下に分かれており、ロービームでは上側だけ点灯する(画像クリックで拡大)

ボディ左側にパーキングブレーキを装備する。AT車には必須の機構だ(画像クリックで拡大)

メーターパネル。スピードメーターは大きく見やすい。右下のパネルではツーリングモードを表示している(画像クリックで拡大)

マニュアルのシーケンシャルモード表示。右はサイドスタンドが出ているという表示(画像クリックで拡大)