【スズキ ジェンマ】長いホイールベースと切り詰められたオーバーハング

ひと目でジェンマと分かるデザインのフロント。駐車時の傾きはかなり大きい(画像クリックで拡大)

マフラーやパワートレイン部分までボディー同色でカバーされる(画像クリックで拡大)

 非常に低いシルエットだが、スペックを見るとジェンマのシート高は先行2モデルとほとんど変わらない。マグザムが655mm、フュージョンが665mm、ジェンマはその中間の660mm。大きく違うのはホイールベースだ。マグザムが1615mm、フュージョンが1625mmに対して、ジェンマは1690mmとはるかに長い。それもあってジェンマは、キャスター角とフォーク角をあえてずらすという手法を使っている。長いホイールベースながら、素直なハンドリングを得たポイントのひとつだろう。

 もうひとつ、他と大きく違うのは、前後のオーバーハングを徹底的に切り詰めていること。一般的なスクーターではテールエンドが上方に向かって伸びているが、ジェンマはその逆で、下に向かってシルエットを落とし込んでいる。フロントカウルもそれに合わせて大きく寝かせられた。その結果、横から見ると台形のスタイルとなる。他と違って見えるのはこのシルエットの違いが大きい。走行性能にもいい影響を与えているはずだ。

シートの右下にガソリンの給油口がある(画像クリックで拡大)

シートを外したところ。車載工具は置かれているが、荷物を置くスペースはない(画像クリックで拡大)