外観は全く異なる2台、オートマは両車ともにCVTを登載

ヤマハ「TMAX」(画像クリックで拡大)

 対してTMAXはあくまでスクーター然としている。大きなスクリーンと、前後に長いステップボードを持ち、シート前のトンネルが高いとはいうものの、足をシート前に通して乗ることができる。しかしその中身にはアルミ製ダイヤモンド製フレームを採用。高い剛性を確保した。

 エンジンは499ccの並列2気筒。シリンダーは車体に対して水平とし、フレームにリジットマウントする。250cc以下のスクーターではユニットスイングと呼ばれる方式を取ることが多く、エンジンはスイングアームと一体となっている。この方式だと重いエンジンがタイヤと一緒に上下するため、路面追従性が悪化する傾向があるが、TMAXはエンジンをフレームにマウントして高い追従性を得ている。

 また、フロントフォークもアンダーブラケットのみで支えるスクーターが多いが、TMAXはスポーツバイクと同じように上下のブラケットでフォークを支えている。ちなみにガソリンは、輸入車のMana850はもちろん、TMAXも無鉛ハイオク指定だ。

 どちらのモデルもオートマの構造は、2組のプーリーでベルトを挟むVベルト式無段変速機。自動車のCVTと仕組みはほとんど同じだが、出力が小さいバイクの場合はベルトの材質にゴムを使用している。またMana850はオートマに3つのモードをもつほか、マニュアル的にシフトチェンジすることもできる。TMAXはモードの切り換え機能はなく、一般的なATのみとなる。

ヤマハの「TMAX」。初代は2001年に発売され、2008年に初めてモデルチェンジした(画像クリックで拡大)

シート前のトンネル部が高めだが、スタイルは一般的なスクーターだ。ホイールは前後15インチ(画像クリックで拡大)

TMAXを上から透視した図。エンジンや動力系の構成がわかる(画像クリックで拡大)

新しいTMAXの大きな特徴は、高剛性アルミ製フレーム(CFアルミダイキャスト)を採用したこと(画像クリックで拡大)

クランクとピストン。後方のピストンに見えるものは振動を打ち消すためのバランサー(画像クリックで拡大)

スイングアーム兼チェーンケース。チェーンを2段掛けし、減速している(画像クリックで拡大)