低く、長く、フラットなデザインが目を引くスズキ「ジェンマ」

スズキの「ジェンマ」。ロー&フラットを強調した、なんともユニークなスタイルだ(画像クリックで拡大)

2人乗りのデザインカット。カップルで乗ることをイメージしたという(画像クリックで拡大)

 スズキの「ジェンマ」は、技術的にはそれほど目を引くようなものはない。同社の「スカイウェイブ」で培ったノウハウとメカニズムをベースにした、いわゆるビッグスクーターだ。250ccの単気筒エンジンとVベルト式無段変速機を搭載するが、「スカイウェイブ タイプM」が備えるATのマニュアルモードは、ジェンマには登載されない。リアサスペンションはリンク式を採用しているが、スカイウェイブとはレイアウトが異なり、ユニットはエンジン前にほぼ垂直に置かれる。

 ジェンマの白眉は、やはり磨き抜かれた独自のスタイルだろう。2人乗りとシティユースを前提に、低く、長く、フラットなボディとした。左右非対称なヘッドライトや、ボディ同色でフルカバードされたマフラーなど、デザインにはものすごくチカラが入っている。若いライダーを意識してか、やたら攻撃的なデザインになった他のビッグスクーターとは、ひと味もふた味も違う。さて、どんな走りを見せてくれるのだろうか。

ジェンマのフレームとサスペンション配置。サスペンションはリンクを介して作動するタイプ(画像クリックで拡大)

エンジンは249ccのDOHC 4バルブ単気筒。中低速でのフラットなトルク特性を重視(画像クリックで拡大)

ジェンマはキャスター角度とフォーク角度を変え、ロングホイールベースにありがちな鈍重さを減らしている(画像クリックで拡大)

乗り降りしやすいフラットシート。フロントとリアの段差は45mmしかない(画像クリックで拡大)

オーバーハングを詰めることで、マスの集中と低重心化を実現(画像クリックで拡大)

パッセンジャーは後輪上でなくホイールベース内に座るため、路面からの突き上げを直接受けずにすむ(画像クリックで拡大)