【ヤマハTMAX】しっかりしたフレームとサスがもたらす絶大な安定感

メーターパネル。スピード計の下に液晶表示のタコメーターがある。右上はETCの送受信機(画像クリックで拡大)

 エンジンのパワー感はいま一つ。500ccといえども、開けたとたんにグッと来る力強さには期待しないほうがいい。アクセルを開けると、そこからCVTのベルト位置が動き始めて、パワーの出し方を探っている感じだ。とはいえ、必要なだけのトルクを供給してくれる。また40~50km/hでトルク(もしくは変速比)の谷間があるようで、ギクシャク感があった。この速度にしては、エンジンも少し回りすぎで、市街地での常用速度域だけに気になる。

 乗車感はというと、高いところに座って移動している独特の感覚となる。サスペンションストロークは短めだが、乗り心地は悪くない。安楽というわけではないが、短いストロークのなかでよくショックを吸収しているので、不安感はない。タイヤが小さめなので、ギャップでのショックは多少あるが、安定性は崩れない。

 それにしても、スタビリティの高さは異常なほどだ。通常走行はもちろん、極低速でもコケる気がしない。この安定感はサスペンションはもちろんだが、しっかりしたフレームに支えられているのだろう。スクーターにありがちなよじれ、たわみはまったく感じない。跨ぎにくいフロア部分も、この剛性を出すためなら納得できる。そして後ほど触れるワインディングでの走行性能の良さも、このフレームによるところが大きいはずだ。

シート前部に給油口がある。ガソリンは無鉛ハイオクが指定されている(画像クリックで拡大)

荷物を積んでみた。グラブバーが太いため、一般的なフックは掛けられない。荷物は安定している(画像クリックで拡大)