新たなトレンド「まぜそば」

 味の多様化で行き着くところに行ったかと思われたインスタント焼そばだが、昨年当たりから新たなトレンドが生まれた。まぜそばだ。ジャンルの呼び名こそ焼そばと違うが、製法は焼そばと同じ。従来の焼そばより、濃厚な味わいで麺が太くもっちりとしている。焼うどん商品化など麺の研究成果が商品に反映された結果だろう。2007年、東洋水産が「汁なし麺のマゼソバ」を販売。2008年3月には明星食品が、ラーメン評論家の大崎裕史氏監修の「美味しさ新発見 まぜそば」を発売している。続いて5月、日清食品が「ガテン系まぜそば」を、8月、明星食品が「明星中華三昧汁なし担々麺」を発売している。また、日清食品は9月にもシャキシャキ食感のキムチとマヨネーズの相性が抜群な「日清まぜそば キムチ&マヨネーズ」を関東地区限定で発売している。

2007年に販売された東洋水産「汁なし麺のマゼソバ」(画像クリックで拡大)

東洋水産は袋麺でも「まぜそば」を販売した(画像クリックで拡大)

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日清食品「ガテン系まぜそば」(画像クリックで拡大)

明星食品「中華三昧」
汁なし坦々麺
2008年(平成20年)8月18日発売(画像クリックで拡大)

 まだ現状、夏向けの商品という感もあるが、勢いはある。「まぜそば」が「焼そば」のようにひとつのジャンルとなるかどうか、コンビニの店頭をチェックし続けたい。

(文/折野冬葱)