消費者にブランドを浸透させる

 つまりブランディングで成功することが、ヒット商品を生み出す近道になるわけだ。分かりやすい事例は、明星食品の「一平ちゃん」だろう。「一平ちゃん」は1993年1月に登場。発売当初はコクしょうゆ味と、辛みそ味だけだった。だが、その後、続々と商品展開が進む。「冬場の一平ちゃんガーリックみそ味」「夏だぜ!一平ちゃんチキンスパイシー味」「でかめの一平ちゃんぶたダブルしょうゆ味」などなど、年に2、3種類の商品が出続けている。それだけでなく、カップ焼きそば商品としても、明星食品は「一平ちゃん」ブランドを展開。カップラーメンとしても、カップ焼きそばとしても店頭に定着させることに成功している。

「一平ちゃん」コクしょうゆ味。1993年(平成5年)1月発売(画像クリックで拡大)

「一平ちゃん」醤油味。2008年(平成20年)7月7日リニューアル(画像クリックで拡大)

 明星食品には、ジャンルを超えた商品展開をしているシリーズがほかにもある。2003年に出した「ラーメンでっせ」は、1999年に最初に出した「すうどんでっせ」に始まった「でっせ」シリーズのラーメン版。関西風の味わいが売り物だ。どうも明星食品は、こうした手法が得意のようで、2006年1月には、「明星もちもち食感チャンポン」「明星もちもち食感担々麺」「明星もちもち食感広東風五目麺」を発売している。