カップスープの領域へ

 2000年、東洋水産は「たまごスープワンタン しょうゆ味しお味」(トレータイプ)を発売。同年、日清食品は、「日清のとんがらしワンタンスープ」カップ商品を発売している。2001年には、日清食品が「日清のシーフードワンタンスープ」、東洋水産が「たまごスープワンタンしょうゆ味・しお味」「チゲワンタン」を発売している。このように、東洋水産と日清食品が競り合うように商品開発を進めてきたワンタンは、スープカテゴリーの貴重な具材であると同時に、カップ麺とカップスープをつなぐ架け橋のような具材だった。そこに新たな具材が登場する。それが春雨だ。エースコックから「スープはるさめワンタン」「スープ春雨かきたま」が登場したのだ。カップラーメンなどに比べると低カロリーでヘルシーな春雨は、カップスープ市場で若い女性達から支持されることになる。

 

 そして2002年、エースコックは、カップスープとは違う新たな「はるさめ」商品を投入する。「はるさめヌードル野菜チキンしょうゆ/海鮮タンメン」だ。これまたヒットシリーズとなる「はるさめシリーズ」の誕生だ。

 

 2004年には、明星食品から“飲茶三昧”シリーズとして「スープ春雨野菜白湯」「スープワンタン醤油」「スープ春雨豆乳仕立て」「春雨キムチ豆乳」等が登場。また東洋水産から、「具材自慢ワンタン麺とんこつ」「ホットワンタンおかずのスープ」「春雨スープワンタンチゲ味」「匠〈TAKUMI〉えびワンタン麺しお味」等が発売された。さらに味の素から「クノール春雨青菜白湯」が、エースコックからは「はるさめヌードル」シリーズとして、「担々麺」「まろやか白湯」「ピリ辛チゲ」「ワンタンしょうゆ」「海鮮シーフード」等が発売された。

明星食品“飲茶三昧”シリーズの「スープ春雨野菜白湯」(画像クリックで拡大)

明星食品“飲茶三昧”シリーズの「春雨キムチ豆乳」(画像クリックで拡大)