ラーメンに遅れてカップ化の波が

 1968年3月には「明星鉄板焼そば」が、紅ショウガとアオサのふりかけ付で登場。そして1971年3月には、それまでとは全く違う派手な柄で横長の袋に入った「ニューパック日清焼そば」が登場した。だが、それから8年後の1979年、「日清焼そば」は派手なスタイルをやめて、オーソドックスな元のデザインに近いものに戻っている。今に至るシンプルなそのデザインには、「世界初のインスタント焼そば」という気概がこもっているようだ。「戻して正解」と思っているのは筆者だけではないだろう。

明星食品「鉄板焼そば」
1968年(昭和43年)3月発売(画像クリックで拡大)

 やがてインスタントラーメンに遅れて、インスタント焼そばにもカップ化の波が訪れる。1974年、エースコックから「カップ焼そばバンバン」が登場。故・石立鉄男氏の「自分でバンバンしなさい!」というコマーシャルを覚えている人もいるのではないだろうか。ただし写真を見てお分かりのように、容器はまだカップラーメンと同じようなタテ型カップだった。

エースコック「カップ焼そばバンバン」(画像クリックで拡大)