世界初のカップ麺カップヌードルが、日清食品から発売されたのは1971年。以来、ランチに、おやつに、夜食に、リゾートでの食事に、カップ麺の勢いは止まらない。

日清食品「カップヌードル」(画像クリックで拡大)

 カップヌードル誕生の裏には、こんなエピソードがある。ある時、チキンラーメンを売り込むべく、創業社長の安藤百福氏はアメリカに行った。バイヤーにチキンラーメンを見せると、なんと彼らは紙コップに砕いた麺を入れ、フォークで食べ始めたのである。それを見て安藤氏は、「カップ型ならいつでもどこでも食べられる」とひらめいたのだ。(参考:『インスタントラーメン発明物語』旭屋出版刊から)

 

 日本には、食べながら歩くのはみっともない、という文化がある。同年11月、銀座の歩行者天国に売り場を出すと、群衆は興味を持ちつつなかなか手を出さなかった。しかし、一人がカップを手にフォークで食べ始めると、次第に買う人が増え、たちまち売り切れてしまったという。