2008年7月上旬の時点で、レギュラーガソリンの販売価格は全国的に、1Lあたり180円台に突入した。このままでは年内にも200円台を突破して、さらに値上がりを続けるのではないかと思わせる勢いだ。

 こうなると脱ガソリンで低ランニングコスト、CO2排出量が少ないエコカーの早期市販化が待ち遠しい。電気自動車は、2009年には軽自動車ベースのクルマが一般販売される予定だが、基本的には短距離の移動に適した走行能力で、長距離ドライブや多人数の乗車には不向き。燃料電池車の普及に向けた取り組みも行われているが、一般家庭で我々が本格的所有する時代の到来までには、まだまだ時間が必要だ。

 ガソリン高騰への対策は今のところ、ガソリン車で少しでも燃費を良くするのが現実的だ。小さく燃費がいいクルマに買い換える手もあるが、現在の愛車の燃費性能を少しでも高める方法がある。それが、燃費が良くなる「低燃費タイヤ」だ。

 低燃費タイヤの開発で難しいのは、グリップ力や乗り心地、ノイズなどのタイヤの基本性能を落とさずに、燃費を良くすること。それをどうやって実現しているのか、横浜ゴムとブリヂストンに取材して確かめてみた。

(文/いとう洋介)

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