「asta*」(ポプラ社/2006年10月創刊)

ポプラ社の新しい文芸路線を象徴

A5平綴じ、月刊、年間定期購読料2000円(本文参照)(画像クリックで拡大)

 創刊号は「ダ・ヴィンチ」の付録として配布されて話題に。その後は、定期購読(公式サイトから申し込める)と大手書店での無料配布で展開している。

 表紙画から中の収録作品まで全体的にほっこり感に満ちた、ポプラ社の新しい文芸路線を印象づける媒体。創刊から2年目に入り、連載を終えて単行本化される本もチラホラと出てきた。ポプラ社小説大賞応募作からの大ヒットとなった『食堂かたつむり』の小川糸も連作小説を寄せている。

 


「yom yom」(新潮社/2006年12月創刊)

文芸書コーナーを飛び出したアベレージヒッター

表紙のパンダは新潮文庫のキャラクター、Yonda?くん。A5平綴じ、季刊、780円(注1)(画像クリックで拡大)

 新潮文庫収録作家の書き下ろしのみで構成された文芸誌。縛りは「新潮文庫」だけなので、収録されている作品のジャンルは幅広い。書店では通常、新潮文庫の棚の前に平積みされる。1号目から売れ行きは好調だったが、vol.6では小野不由美の『十二国記』が6年半ぶりに発表され、ファンの予約が相次いで発売と同時に大増刷。分厚いので持ち運びはキツイ。公式サイトではキャラクターのパンダイラストを使った壁紙ダウンロードサービスや、本誌との連動企画で「小説検定」を行っている。メルマガあり。

 


「Feel Love」(祥伝社/2007年7月創刊)

ありそうでなかった?恋愛小説専門の文芸誌

A5平綴じ、季刊、880円(注1)(画像クリックで拡大)

 全ページ「恋愛」をテーマとした文芸誌。レディコミのテキスト版といった感じで女性の読み手を意識したストーリーがずらりと並ぶ。書き手はみな、今売れっ子の作家ばかりだ。心理描写を中心としつつ、ときにアダルトなシチュエーションも描かれている。だがそれほどきわどいものではないので、男子がエロティックな欲望に衝かれて手に取るとおそらく失望することだろう。

 


(注1)価格は最新号(月刊誌は6月号)の定価(税込み)です。