カッコいい流線形が魅力的

フィッシャー
ブレット クローム
3150円

フィッシャー「ブレット EF400BP クローム」 3150円(画像クリックで拡大)

 アポロ11号のクルーに使われたことで世界的に有名になったフィッシャーのスペースペン。そのスペースペンで、現役宇宙飛行士に使われているシリーズが、このブレット。その名の通り弾丸のようなシンプルなスタイルは、ニューヨーク近代美術館の収蔵品にもなっている。

 実際、そのスタイリングだけでも、欲しくなるペンだが、使い勝手もよい。コンパクトな本体は、キャップを後ろに差せば、ちょうど持ち易いサイズになるし、流線型のボディの傾斜は指によく馴染む。さらに、深く刻まれた溝が、グリップの役割を果たして、スムーズに使える。小さくとも、なかなか侮れないペンだ。

キャップを外したところ。流線型のボディは、見れば見るほどよい出来だ(画像クリックで拡大)

キャップを後ろに差すと筆記にちょうどよい長さになる。クールなデザインだが、グリップ部分の溝は指に心地よい(画像クリックで拡大)

筆圧さえかければ、ほとんどかすれる事なく書けるリフィル「fisher-401」(840円)(画像クリックで拡大)

 宇宙でも書ける秘密は、窒素ガスを封入したリフィル。ガスの圧力を使って、無重力や逆さにした状態でも書けるわけだ。水中でも書けるし、気温-50℃から200℃まで対応する。

 インクも、かなり粘度の高いものを密封していて、100年以上経っても乾燥せず、書き味を保つらしい。さらに写真や油性のものの上にも書ける。ただ、その粘着性の強さのせいか、やや筆圧を強めにしないと、しっかり書けないことがある。逆に言うと、きちんと筆圧をかけてやれば、どんな状況でも、どんな面にも書けるということだ。

 とにかく壊れにくく、インクの持ちもよく、放っておいても書けなくなることはないし、寝転がっても、無理な姿勢でも書けて、書く素材も選ばない。写真のクロームのほか、表面の仕上げが違うものがいろいろある。好みのものを選び、ポケットやカバンに入れておきたい。

書いてみた。小さくても、ある程度重さがあるからか、書きにくさを感じない。特にキャップを後ろに付けた状態だと、通常のボールペンと変わらない持ち心地になる(画像クリックで拡大)