北海道日本ハムファイターズ

ピンバッジ収集は大人も子供も楽しめる

ファンが一斉に飛び跳ねる応援“稲葉ジャンプ”が有名な札幌ドーム(画像クリックで拡大)

 「ありがとう北海道“5th SEASON”」とスローガンを掲げる、札幌に移転して5年目の北海道日本ハムファイターズ。地域への地道な営業とチームの成績上昇により、年ごとに観客動員を伸ばしてきた。リーグV2達成の2007年には年間トータル約183万人を記録。1試合平均では2万5000人で、前年比8%のプラスとなっている。動員が増えるにしたがって、球場では自由席の座席取りに混乱が出ていた。ファンクラブ会員へのアンケートなどを参考に、2008年からは指定席を大幅に増加。遠方からのファンも不利なく安心して見に行けるようになった。


ファンクラブのポイントシステムを刷新

 チームの好調にともない、ファンクラブの会員は7万人近くにまで増えた。従来からのポイントシステムを2008年は変更。新システムとしては、公式サイトからのチケットやグッズの購入で、購入金額の1%がポイント還元される。来場ポイントには“お楽しみデー”を追加。お楽しみデーはチームの得点と同じ点数がポイントになる。とはいえ、今のファイターズ打線ではあまりポイントが得られそうにないサービスなので、打撃陣の奮起が不可欠だ。イースタン・リーグの一部の試合にも、ポイントデーを設定。ポイント交換は2007年までオリジナルグッズのみだったが、チケットやイベント参加権、オリジナルピンバッジやファンフェスティバルの招待権など多彩になっている。

 ファンのコレクション心をくすぐるのが、球場で手に入るピンバッジ。ファンクラブの会員は、来場時に1個もらえるほか、会員専用のガチャポンで、コンプリートやレアバッジ入手を目指す(ガチャポン利用でポイントも獲得できる)。ほかのパ・リーグ球団でもピンバッジサービスは見られるが、ファイターズは2002年から毎試合のファンクラブ会員への配布を実施しており、会員のお楽しみとしてすっかり定着している。種類が豊富なのも特徴。ほかのチームでは多くても30種類程度であるのに対して、ファイターズは全選手とスペシャルバッジなどで、約90種類のバッジを用意している。毎年レアアイテムがあるが、2008年の新登場は、1月~12月の月別ピンバッジ。マスコットのB☆Bやカビー、球団ロゴなど12種類のスペシャルバッジで、季節感を出したカラフルなデザインだ。球場では、バッジのコーナーに長い列ができ、レフト側2階のコミュニケーションスペースで交換会も行われるなどファンの熱気が垣間見られる。


日本球界初の試み、「QRチケット」「レーザーディレクション」

 チケットや年間パスポートにQRコードを付け、読み取り機にかざして入場できるシステムを採用した。チケット確認・半券切り取りの手間が省かれ、スムーズな入場が可能となる。来場傾向などファンの入場データも取れる仕組みだ。2008年は試験期間として「シーズンシート」「パッケージシート」「ファイターズパスポート」の3チケットに導入し、球場全体の座席のうち15%程度が対応している。来季からは本格サービスとして始動する予定だ。

 場内演出では、日本の野球場では初の「レーザーディレクション」が登場。レーザー照射機を用いて、ホームランやピッチャーの三振奪取に合わせて「HOME RUN」「K」などの文字をドームの天井に映し出している。球団マスコット“B☆B”のイラストが映し出されることも。将来的には、ファンからの応援メッセージや、試合中に選手からのコメントを伝えるなどの臨場感あふれる演出が期待されている。


指定席を増やしてファンの労力を軽減

 2007年までの外野席は、4列程度のみが指定席となっていたが、レフト(ホーム)側の外野席はすべて指定席に変更された。ファンが長時間並んだり、開門ダッシュや荷物で座席取りなどの問題が増えてきたことが原因。ライト側には「ビジター応援自由エリア」を新設、ライト側にもファイターズファンが増える中、ビジターファンの座席確保に配慮した。内野席も3塁(ホーム)側は全部指定化し、自由席は1塁側のみとなった。

 ユニークなところでは、“SHINJOシート”に端を発する招待シートが、3人の選手によって実施されている点。今季からは新しく稲葉選手の“INABA愛SEAT(イナバアイシート)”が3塁側S席に4席登場。幅広い年齢層の男女ペアを招待する。従来より内外野に設置されている、金子誠選手“MACK SEAT(マックシート)”、稲葉選手“INABA SEAT(イナバシート)”、森本選手“HICHORI SEAT(ヒチョリシート)”も継続する。

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