オー・ザック、アロエヨーグルト、ラーマ…
価格そのままでも、実は量が減っている

 価格はそのままなのに、“値上げ”している商品もある。価格は上げずに容量を減らす技だ。容量を変えると同時にパッケージを一新するケースも。消費者が値上げを実感しにくいので、よく使われる手法だ。

 

 例えば、ハウス食品は3月24日から、「オー・ザック」シリーズの内容量を従来の75gから68gに減らして実質値上げをした。希望小売価格は従来と変わらない120円(税別)だ。新アイテムの「4種のチーズ」を加え、パッケージも変えて発売する。森永乳業は3月から、「森永アロエヨーグルト」の容量を130gから125gに減らした。J-オイルミルズも3月から家庭用マーガリン「ラーマ」のパッケージを一新、容量を450gから400gに減らしている。

モスバーガー、ケンタッキー、ドミノ・ピザ…飲食業界にも波及

 値上げの動きは、飲食業界にも波及。「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは、3月28日から、全国の店舗(一部特殊店舗除く)でフード15品を20円、ドリンク12品を10円値上げする。「モスバーガー」が従来の300円から320円に、「ブレンドコーヒー」190円が200円になる。「ハンバーガー」220円、「チーズバーガー」250円は据え置く。日本ケンタッキー・フライド・チキンは、4月24日から「ケンタッキーフライドチキン」のフード、ドリンク類を一部値上げする。「オリジナルチキン」が1ピース210円から230円に、「チキンフィレサンド」が350円から370円にアップする。また、「ドミノ・ピザ」を運営するヒガ・インダストリーズは3月14日から、平均5.5%値上げした。チーズや小麦などのピザの原材料の高騰に加え、配達車輌の燃料代上昇も理由に挙げている。

空の便は4月から、割引運賃は据え置き

 燃料代の高騰が続く航空業界。国内線、国際線の両方で値上げがある。国内線は、JALとANAが、大人普通運賃と往復割引運賃を4月から値上げする。例えば、東京―大阪間(通常)は、現行の2万600円から1900円アップの2万2500円になる。全体の平均値上げ率は2.6%。ただし、両社とも、「特割」「旅割」「先割」などの割引運賃は基本的に値上げしないので、こうした割引サービスを賢く利用するのがよさそうだ。

 国内線でJAL、ANA以外だと、スカイネットアジア航空が4月から平均8%の値上げ。大人普通運賃と往復割引運賃を値上げする。羽田―宮崎間を現行から3000円アップの2万8500円に。例えば、羽田―長崎間を現行から3000円アップの3万1500円にする。「特得」などの割引サービス運賃は基本的に据え置く。スターフライヤーも4月から平均3.3%値上げ。東京―北九州間の大人普通運賃が現行の2万7800円から2800円アップの3万600円に。東京―関空間は現行の1万7900円から1800円アップの1万9700円になる。その代わり、東京―関空間については、往復運賃を1万6400円(片道分)から3700円ダウンの1万2700円(同)に値下げする。

 

 国際線は、JAL、ANAともに値上げ。北米・ハワイ行きで13%、欧州行きで6~17%、東南アジア・韓国・中国行きで10%値上げする。さらに、運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)も4月から上がる。片道当たり、日本発韓国行きが2500円、日本発中国行きが6500円、日本発北米・欧州行きが2万円になる。

 そのほか、3月以降の値上げの情報を月別にまとめてみた。買い物の参考にしてほしい。