怒涛のように発表される「値上げ」。あまりに情報が多すぎて、把握しきれない人も多いだろう。そこで、最新の値上げ情報を整理してまとめた。買いだめの参考にもなるはずだ。

(文/小林 浩子)

 食品を中心に、相次いで値上げのニュースが報じられている。もちろん、メーカーが値上げを発表したからといって、消費者が目にする価格にすぐ反映されるとは限らない。スーパーなど小売業者が値上げに抵抗して、店頭価格を据え置くケースもある。とはいえ、メーカーの値上げ攻勢は厳しさを増し、じわじわと店頭価格に表れてきている。「買いだめ」などの自衛策を取るために、メーカーの値上げのタイミングを頭に入れておきたい。

「しょうゆ」は今すぐ買いだめ
“ビールはエビス”派も3月中の購入を

 まず、日本の台所に欠かせない「しょうゆ」。キッコーマンは3月16日から、メーカー希望小売価格を約11%引き上げた。1990年の価格改定以来、17年間価格を据え置いてきたが、原料の大豆の価格上昇などを理由に値上げに踏み切った。対象は「キッコーマンしょうゆ」全商品132アイテム。例えば、1Lの「キッコーマンしょうゆ」は330円(税別)から368円(税別)に上がった。キッコーマンの動きに、ほかのしょうゆメーカーも追随。4月から、ヒゲタ醤油が約10~17%、ヤマサ醤油が平均約11%値上げする。ほかに、地方のメーカーも4月からの値上げを続々と発表している。買いだめしやすいアイテムなので、早めにチェックしておくといいかもしれない。

 ビールはエビス派なら、3月中に買っておいたほうがよさそうだ。2月のキリンビール、3月のアサヒビールに続いて、サッポロビールが4月からビール、発泡酒、ビールテイスト炭酸飲料などの生産者価格を値上げする。生産に必要な麦芽、とうもろこし、缶に使うアルミ地金などの材料価格の高騰が理由。店頭価格で3~5%上がると見られる。例えば「エビス」(350ml缶)なら現在の実勢価格(244円)から7~12円前後上がる見込み。サントリーも4月から、まず瓶・樽入りのビール、発泡酒、ビールテイスト飲料を値上げする。こちらも店頭価格で3~5%アップの見込み。今回対象外となっている缶入りビールは、7月以降に値上げするとみられ、これで4社の値上げが出そろう。