強力なノイズキャンセリング機能を搭載

■松下電器産業 RP-HC500
実売価格: 1万5800円程度
重量: 約170g+電池、ケーブル
電源: 単四電池×1(アルカリ電池で約40時間使用可能)
ケーブル取り外し: 可能
モニターボタン: なし
航空機用プラグアダプター: あり
キャリングケース: あり

 松下電器産業の「RP-HC500-S」は「騒音92%軽減」という強力なノイズキャンセリング機能が特徴。実際に効果は非常に高く、スイッチを入れると外部の音がすべて遠ざかるように静かになる。地下鉄や道路脇でも、騒音をかなり抑え、今回テストした製品の中では、最も静かに感じた。人の話し声も聞こえにくくなる。ただし、耳につく違和感・圧迫感もかなり強めで、長時間のリスニングではストレスを感じた。ホワイトノイズもやや気になるレベルで、人を選ぶヘッドホンだろう。

 ノイズキャンセリング機能をオフにしても再生音が聴こえるタイプだが、オフにすると音量はあまり落ちないものの、高音がこもって低音は極端に強調されたような音になるため、常用にはあまり向かない。モニターボタンはない。

 音質は、HiミッドとLowミッドに妙なクセがあり、その前後の音域がやや抜け落ちたように感じられる。音のエッジや輪郭はしっかり聴こえるし、分離も良く細かな音は結構聴き取れるが、たとえばベースやギターは強く聴こえるのに、ボーカルや弦の音がが少し引っ込んで聴こえるなど、全体のバランスに違和感がある。音源によっては気にならないこともあり、ジャンルというより音源によって良し悪しがかなり分かれる製品だ。とにかくノイズキャンセリング機能の強力なものが欲しい人、「ATH-ANC7」や「MDR-NC60」に比べて価格が安いので価格重視の人に向いている。

ノイズキャンセリング機能のオン・オフボタンのみで、外観はシンプル(画像クリックで拡大)

単4電池の出し入れは少しやりにくい(画像クリックで拡大)

音質 3
NC効果 4

(文/湯浅英夫)