登録件数、200件以上! セカンドライフの求職サービス「SLハローワーク」

 仕事探しの際に頼りになるのが、ハローワーク。実は、セカンドライフ内にも「SLハローワーク」が存在する。ここでは、セカンドライフ内の求人情報を公開し、仕事を探している人に案内するというサービスを提供している。いわゆる、就職情報サービスである。

 「SLハローワーク」は、セカンドライフ内とWebサイトでサービスを展開している。求人する企業や個人は、サイトまたは電子メールで仕事を登録する。また、求職している人は、看板に掲示されている告知情報をみて申し込むほか、グループに登録しておけば、条件にあった求人情報を配信するサービスが受けられる。求人側、求職側のどちらも、登録料は無料。現在、200件近くの求職情報が公開されている。セカンドライフでお小遣い稼ぎをしたい人や、自分のスキルを試してみたい人は、ぜひ足を運んでみるといいだろう。

 このハローワークは、株式会社エクスネックが運営している。代表取締役である山崎健介氏は、セカンドライフ内で「kome Oh」という名前のアバターとして活躍している。「SLハローワークを作ったのは、昨年4月。最初はセカンドライフ内だけで情報を公開していたのですが、100を越えたころから看板に書けなくなってしまって(笑)。それからWebサイトでも同じサービスを提供することにしました」と、当時を振り返る。

 現在の求職情報について山崎氏に尋ねたところ、「実際は、セカンドライフで経営しているカフェの店員のようなものが多く、企業からの求人は10%程度。企業が人材を募集すると応募が殺到し、すぐに定員オーバーとなります」とのこと。「英語力が必要だとか、作った作品を見せてくださいなどの条件が入ると、参照数が減ります。しかしその分、腕に自信のある人だけが応募してきますので、確実な人材を確保することにもなります」(山崎氏)。

 カフェの店員にしても、時代の流れを反映して仕事内容が変わってきているという。「以前はただの店員募集が多かったのですが、最近はダンス担当、営業担当など、仕事の内容が細かくなってきています。カフェも増えてきましたので、ニーズが多様化しているのでしょう」(山崎氏)とのことだ。

 現場で企業の担当者やユーザーと話をすると、「企業側とユーザー側で、仕事に対する期待にギャップがあることがわかる」という。「今はまだ、セカンドライフの物価が安すぎて、雇う側も雇われる側も見合っただけの報酬が得られない状態にある。しかし、これがもう少し現実の物価に近づけば、セカンドライフ内での雇用が一般的になるでしょう。そうなって初めて、うちのようなサービスが歓迎されるようになる」と、現在の状況を分析している。

山崎氏のアバター、kome Ohさん。人柄が伝わる風貌だ(画像クリックで拡大)

セカンドライフ内にある「SLハローワーク」(画像クリックで拡大)