実力派の4万~5万円クラスにソニーが新製品を発売

 ノイズキャンセリングヘッドホンで最も高いクラスになるのが、オーバーヘッド型で実売価格が4万~5万円のもの。代表的なのがボーズの「Quiet Comfort 2」で、ノイズキャンセリングヘッドホンの定番商品だ。ボーズは小型化した「Quiet Comfort 3」も発売している。注目は、ソニーが発表したばかりの「MDR-NC500D」で、ノイズキャンセリング機能をデジタル化した世界初の製品になる。

抜群の使い心地と音質が魅力の定番品

■ボーズ QuietComfort 2
実売価格: 4万1790円(オンラインストアでの直販のみ)
重量: 約170g+電池、ケーブル
電源: 単四電池×1(アルカリ電池で約38時間使用可能)
ケーブル取り外し: 可能
モニターボタン: なし
航空機用プラグアダプター: あり
キャリングケース: あり

 現在のノイズキャンセリングヘッドホンブームの火付け役なった製品。装着しただけで遮音性が比較的高い。左右からの締め付け感はそれほど気にならず、付け心地は非常に快適。ノイズキャンセリング機能をオンにした時のみ再生音が聞こえるタイプで、機能をオフにすると再生音は聞こえない。モニターボタンはついていない。

 ノイズキャンセリング機能の効きは決して強力ではなく、やや控えめだが、外部の騒音を全体的に遠ざけるように抑える自然な効き方で違和感がない。耳をつく圧迫感・違和感は非常に弱く、ホワイトノイズは今回テストした製品の中で最も気にならなかった。

 音質は、スピーカーがすぐ前面にあって迫ってくるような迫力が感じられるのが魅力。低音が強いロックでは中~低音がこもる感じがややあり、バスドラムやベース音が塊になってドンッと強めに出てくるが、それ以外は低音から高音までバランスよく、不自然なドンシャリもなく聞きやすい。クリアさや音の輪郭の粒立ちはそれほどでもないが、素直に良い音と感じられる音だ。

 すでにあちこちのメディアで取り上げられて高い評価を得ている定番製品だが、実際に装着感、ノイズキャンセリング機能、音質ともに、今回テストした製品の中では最も自然で万人向けと言えるだろう。

コードは脱着式。取り付け部分にLow/High切り替えスイッチが付いていて、出力機器に合わせて切り替えて使う(画像クリックで拡大)

音質 5
NC効果 4.5