大画面テレビが飛ぶように売れている。この冬の大画面テレビでは、液晶・プラズマともにフルHDパネル搭載はもはや当然。液晶テレビは動画性能を向上させる倍速駆動技術を搭載したモデルも続々登場するなど性能競争は新たなステージを迎えている。

 画質以外に目を向けると、テレビとレコーダー、ホームシアターセットなどの一体操作を可能とする“リンク機能”も定着。デジタル放送を録画できるHDD内蔵テレビのラインアップが増えたり、ネット接続でさまざまなコンテンツを楽しめる「アクトビラ」機能の搭載も進み、見るテレビから“使えるテレビ”へと変化していることも押さえたいポイントだ。超薄型テレビの登場、カラーバリエーションの充実とデザイン面からも様々なタイプの製品が店頭に並ぶようになり、ユーザー本意で製品を選べる大画面テレビの本格的な買い時が到来した。

AQUOS Rシリーズ(シャープ)
”倍速フルHD液晶技術”を搭載。色性能を表すコントラスト比は液晶トップクラスの3000:1と高性能(画像クリックで拡大)

VIERA PZ750シリーズ(松下電器産業)
動きの激しい映像に強いプラズマパネルを搭載。インターネットのフルHD動画配信を楽しめる“アクトビラ ビデオ・フル”にも対応(画像クリックで拡大)

BRAVIA X5000/5050シリーズ(ソニー)
残像を軽減し動画を滑らかに映し出す“モーションフロー”機能を搭載。X5050シリーズは光沢のあるピアノブラック仕上げ(画像クリックで拡大)

REGZA Z3500シリーズ(東芝)
USB、LAN HDD増設による録画機能、DLNAネットワークなど最先端の機能を一台に集約。残像軽減の“フルHD・モーションクリア”も搭載(画像クリックで拡大)

 テレビ製品の最近の目覚ましい進歩と、2008年の見通しについては別稿「2~3センチまで薄型化、より録画しやすいテレビへ──2008年AVトレンド展望(テレビ編)」にまとめたので、詳しくはご覧いただきたい。今回の特集では、「そろそろ、大型テレビの購入を検討したい」「今すぐに、大型テレビを選びたい」――そんな方に向けて、実際の製品の特徴と選び方のポイントを解説していこう。

 昨年の大画面テレビの売れ筋サイズは32V型程度が中心だったが、今から買うならちょっと小さい。この冬の注目サイズは、ズバリ40V型以上だ。40V型以上のテレビと聞くと「ちょっと大き過ぎなのではないか?」と尻込みしてしまう人がいるかもしれないが、40V型以上を薦めるのにはワケがある。40V型以上が”買い”の理由を挙げてみよう。

(1) 最先端の機能が揃うのは40V型以上
 液晶・プラズマといった大画面テレビの性能は、年を追うごとに進化している。なかでも“フルHD”と呼ばれる1920×1080ドットの画面表示解像度の製品が各社揃うのが40V型以上なのだ。機能、性能すべてで最高を狙える40V型以上で検討するのがベストだ。

(2) 今40V型が最もお買い得なライン
 大画面テレビは大きな買い物だけに、価格もやっぱり気になるところ。昨年までの売れ筋だった37V型クラスの価格が約25万円程度であるのに対して40V~42V型は約30万円程度。5万円の価格差であれば40V型以上を選んだ方がお買い得だ。

(3) 37V型買った人たちが後悔
 40V型というサイズは大きすぎると感じる人に、ワンサイズ下の37V型の購入後はどうだろうか。大手カメラ量販店の声を聞くと、37V型クラス購入者の多くが「もう1サイズ上にしておけばよかった」と後悔しているという。50V型を購入した筆者の経験から言うと、大画面の違和感は3日で慣れる。テレビは大き過ぎと思うくらいのサイズを選ぶべきだ。