2007年12月22日、銀行窓口で生命保険と損害保険のあらゆる商品に加入できるようになった。銀行窓口での保険販売は、01年以降、段階的に解禁されてきた(図参照)。今回解禁されたのは、最も身近で契約数も伸びている「医療保険」や「がん保険」などのいわゆる“第3分野”と、「死亡保障保険」などだ。

一つの銀行で複数企業の商品を販売
比較しやすくなるのが最大のメリット

 全面解禁による保険販売の大きな変化は、銀行がワンストップで複数企業の保険商品を扱うようになること。つまり、その銀行が扱う複数の保険商品に関して販売スタッフから同時に説明を受けられるようになる。購入時に各社の商品を比較検討しやすくなり、これが全面解禁による一番のメリットといえる。

 また、利便性という点では、資産運用の相談や住宅ローンの利用などで銀行窓口を訪れるついでに保険の相談・加入ができることも重要。すでに、住宅ローン契約時に生命保険を銀行経由で加入する利用者も増えている。

 02年10月の二次解禁では、銀行で変額年金保険を契約する利用者が急増し、市場が拡大した。変額年金保険は資産運用に近く、銀行に資産を預けている利用者のニーズにマッチしていたからだ。全面解禁でさらにバラエティに富んだラインナップから商品を選べることになる。

銀行での保険販売の経緯

一次解禁(01年4月) 信用生命保険、火災保険や海外旅行保険など
二次解禁(02年10月) 変額年金、定額年金
三次解禁(05年12月) 一時払い終身・養老保険、個人向け損保商品(自動車保険を除く)
全面解禁(07年12月) 平準払い終身保険や定期保険などの死亡保障保険(第一分野)と、医療保険やがん保険など第三分野、自動車保険など