考え抜かれたEOS 40D
総合的に使いやすいE-3

 操作性比較に関しては、中級クラスのユーザーが使う頻度の高い露出補正、ISO感度、ホワイトバランス、撮影モードを、撮影時のスタイルのまま変更しやすいかどうかを中心にチェックした。

 露出補正は、中級レベルのカメラでは最も使う機能の一つ。それだけに、各モデルとも操作方法が練られており、5モデルすべてでファインダーをのぞいた撮影時のスタイルのまま変更できた。EOS 40DとLUMIX DMC-L10は、さらにこだわりを見せており、シャッターボタンから人差し指を離すことなく、右手親指で補正量を調整できる仕組みを採用。露出補正後すぐに撮影できる点は評価したい。

EOS 40D:よく考えられた操作性。背面ダイヤルの使い勝手がよく、各種モードを快適に変更できる(画像クリックで拡大)

LUMIX DMC-L10:全体的な操作性は、同社のコンパクトカメラとほぼ同じでシンプルだ(画像クリックで拡大)

 ISO感度、ホワイトバランス変更の操作性には各モデルごとに違いが出た。E-3、EOS 40Dはファインダーをのぞいたまま操作可能で、露出補正に劣らない操作性を維持。α700は各ボタンを右手側に配置しているものの、設定変更は液晶モニター上で行うため、いったん撮影の構えをやめる必要があった。LUMIX DMC-L10、D300もファインダーから目を離しての操作が強いられる仕様だった。

α700:ISO感度、ホワイトバランスの変更ボタンが右手側にある。設定変更は液晶モニター上で行う(画像クリックで拡大)

E-3:使い始め当初はやや戸惑ったものの、慣れればボタンが最適な場所に配置されているため使いやすい(画像クリックで拡大)

 撮影モードは、撮影時にそうそう変更するものではないが、変更できるに越したことはない。5モデルのなかでは、D300が唯一ファインダーをのぞいている状態で変更できた。他モデルはモードダイヤル、もしくは左手での操作となる。モードダイヤルは視認性が高く、一見して自分がどのモードに設定しているか分かるので、この操作性の違いは一長一短といったところだろう。

 総合的に判断すると、露出補正、ISO感度、ホワイトバランスがファインダーをのぞきながら操作できるE-3の操作性が良く練られていると感じた。また、EOS 40Dの操作性も考えられており、背面のダイヤルとのコンビネーションは使いやすい。D300の使い勝手も決して悪くはないが、今回の評価軸からはやや外れてしまった。