お手本は海外セレブ
「ViVi」 (講談社/620円)

専属モデルは長谷川潤、藤井リナ、マリエ、渡辺知夏子ほか
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 「CanCam」の台頭にも部数面でほとんど影響を受けなかった「ViVi」。1983年創刊で『赤文字系』の中で現在発行部数2位につけている。セクシーなカジュアルスタイルを得意とし、『赤文字系』の中では最もかっこよさを追求している。ファッションのお手本は海外セレブと呼ばれるハリウッド女優や外国人ミュージシャンが中心で、登場するモデルもハーフばかり。海外志向が非常に強い雑誌だ。

  ほかの赤文字系に比べて、男性受けより、自分の求めるスタイルを重視する傾向がある。モテスタイル中心の『赤文字系』の中では独自路線を歩んでいる。


女のコらしさは『赤文字系』イチ
「Ray」 (主婦の友社/620円)

専属モデルは香里奈、葛岡碧、今井りか、三浦葵ほか
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 女優としても活躍中の香里奈が看板モデルを務める「Ray」は1988年創刊。リボンやフリルなど、女のコらしいディテールをファッションに盛り込んだ“姫系”と呼ばれる甘めなスタイルが特徴。誌面を散見するだけでもとにかく“モテたい!”というアピールがスゴい。だが、このような甘いスタイルは、同性からも異性からも好みが分かれるとの意見がある。

 結局のところモテたいのベクトルは「かわいい私を愛してくれる王子様がどこかにいるはず」といったところ。


ファッションの好感度は高いけれど……
「PINKY」 (集英社/600円)

専属モデルは鈴木えみ、木下ココ、佐々木希ほか
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 最も創刊が新しい「PINKY」は、カジュアルだが、きちんと女の子らしさを感じさせるファッションを打ち出す。同性からも異性からも好かれる狙いが見られる。

 ただし、その最大公約数が売りのモテ狙いが、先発『赤文字系』雑誌たちの中にあると、どうも面白みに欠ける一面もある。ほかの赤字系の手練手管にはまだ及ばず、と言ったところだろうか。

 “モテたい”を前提にしながらも、独自の色を打ち出せなければ、生き残ることは難しい。『赤文字系』は、雑誌業界の縮図でもあることが分かる。


>>>次は20代後半向けの解説