メニューは随所に工夫を施す
Dレンジオプティマイザーの威力に驚き

 メニュー表示に工夫が感じられるのもα700の魅力。メインメニューではタブ表示を採用しており、一画面内に設定項目を収めている。わざわざスクロールして探す必要がないので、目的の個所を探しやすい。この方式を採用しているのは、今回の5機種の中ではα700とキヤノンの「EOS 40D」だけだ。また、撮影情報の表示方法にも細工が施されている。横位置撮影時には一般的な撮影表示となるが、縦位置撮影時には情報表示が縦型に切り替わるのだ。縦位置で構えたまま撮影設定を確認できるのはありがたい。α700では独特な形状をしたホールディング性の高い縦位置グリップ(実売価格:3万3000円)をオプションで用意するなど、縦位置撮影へのこだわりも垣間見える。

ジャイロセンサーでボディーの傾きを検出し、画面を縦か横に切り替えてくれる。縦位置撮影時でも即座に設定を確認できて便利だ(画像クリックで拡大)

 α700が搭載する各種機能のなかでも、画像処理技術「Dレンジオプティマイザー」の性能の高さには驚いた。Dレンジオプティマイザーは、明暗差が大きい逆光などのシーンでも、露出と階調を自動的に補正し、黒つぶれや白飛びを防いでくれる機能だ。通常、黒つぶれを防ぐには、露出をプラス補正して撮影するのだが、この場合ハイライト部分が白飛びする場合がある。しかし、Dレンジオプティマイザーを使うと、ハイライト部分の階調をしっかりと残したまま、シャドー部を明るくしてくれるのだ。本機種から5段階の設定が可能になったほか、同機能のブラケット撮影機能も装備。初心者ならずとも心強い機能といえそうだ。

「Dレンジオプティマイザー」は、画面全体を均一に補正する「スタンダードモード」と、画面を細かな領域に分けて、黒つぶれと白とびの両方を補正する「アドバンスモード」を用意。アドバンスモードは5段階の設定が可能だ(画像クリックで拡大)

補正効果を変えた3枚を一度に撮影する「Dレンジオプティマイザー・アドバンスブラケット」機能。補正効果は「Hi」と「Lo」の2種類から選べる(画像クリックで拡大)