ライブビュー機能も搭載し
格段に使い勝手が良くなった液晶モニター

 数々の改良点のなかでも最も目を引いたのが液晶モニターだ。表示面積の拡大だけにとどまらない進化がそこにはあった。従来モデルでは直射日光の当たる屋外での使用には、正直厳しいものがあった。ところが40Dでは改善され、太陽光の下でも視認性が向上。従来モデルでの使い勝手の悪さは完全に払拭されたと言っていい。ただし、液晶モニターの大型化に伴い、従来液晶モニターの左側に配置されていたボタン類が下側に移動。やや小さくなった感があり、EOS 30Dの操作に慣れていた人には慣れが必要だろう。40Dではメニューの表示方法にも気を配っている。タブを効果的に使用した一画面表示方式を採用しており、スクロール方式のメニューよりも目当ての項目を探しやすい。今回の5機種のなかでは、ほかにソニーの「α700」が同方式を採用している。

 今回新たに搭載したライブビュー機能にも注目したい。オリンパスイメージングの「E-3」や、松下電器産業の「LUMIX-DMC-L10」といった可動式の液晶モニターを持ち、以前からライブビュー機能に力をいれている機種と比べると見劣りしてしまうが、風景やマクロ撮影では大いに活躍してくれそうだ。露出補正やホワイトバランスの変更をリアルタイムで液晶モニターに映し出してくれるほか、マニュアルフォーカス時には5倍、もしくは10倍に拡大してピントを確認できる。マニュアルフォーカスは滑らかに調整でき、ピントを合わせやすい。また、設定しておけばサブ電子ダイヤル中央の「SET」ボタンひとつでライブビュー機能に移行できるのは便利だ。

ライブビュー中は、露出補正などの結果が液晶モニターに反映される。写真ではプラス補正を過度にかけているので、白く飛んでいるのが分かる(画像クリックで拡大)

10倍に拡大してマニュアルでフォーカスしている画面。フォーカシングが滑らかに確認できるので、ピントを合わせやすい(画像クリックで拡大)