ややシャープネスの強い画像
ピントの速さが際立つレンズ

 今回の撮影では、E-3本体と一緒にセット販売されることの多い。「ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5」(レンズ単体実売価格:6万2700円)を使用した。このレンズはピント合焦速度が速いのが特徴だ。ズームとピント合わせの使用感が良く、今回の5台中で最も手になじんでしっくりときた。

 実際に撮影した画質は全体的にシャープネスが強めにかかっており、ピクセル等倍まで拡大するとJPEG特有の圧縮ノイズがわずかにみられる。しかし、レンズの解像度が高く、しっかりと細部までピントがきているので、ノイズはあまり気にならない。色はナチュラルで扱いやすいデータだ。ただし、標準設定でハイライト側が飛ぶことが多かったのが気になった。

 なお、E-3と同時発表となった「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」(実売価格:9万9900円)も試したが、画質に関して14-54mm F2.8-3.5と大きな差はないと感じる。しかし、超音波駆動方式を採用しているため、レンズ駆動が滑らかになり、フォーカスのスピードがさらに上がった。音もかなり静かだ。また、焦点距離が前後に伸びたため使い勝手が良くなった点もうれしい。気になるほどではないが、ズームの動きが重くなっているように感じた。

フリーアングル液晶とライブビューの強みを生かして、猫があくびをした瞬間を撮影。実はこのカット、偶然シャッターを押した後に猫があくびをしてくれたので、タイムラグが生じるライブビューでも撮影できたのである。かなり拡大しないと分からないが、わずかにJPEG特有のノイズが感じられる。ピント精度は高く、猫の毛一本ずつまで見えるほどきっちり描写している。(シャッター速度1/40秒、絞りF3.5、ISO感度400、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5使用)(画像クリックで拡大)

普段は気を引かない草を、フリーアングル液晶を使い地面ギリギリのアングルで撮影。斜めに逆光気味に差し込む光を利用して幻想的に仕上げた。実際はもう少し黄色味のある光だがオートホワイトバランスが働いてノーマルに近い色になった。(シャッター速度1/800秒、絞りF3.5、ISO感度200、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5使用)(画像クリックで拡大)