3D-トラッキングは想像を超える性能
アクティブDライティングも使いやすい

 D300で搭載された新機能の中でも話題を集めているのが、「3D-トラッキング」。これは、被写体の明るさと色情報の変化に従い、ファインダー内の被写体の動きを追尾して素早いAF制御を行う機能だ。選択したフォーカスポイントから被写体が外れても、周辺情報からフォーカスポイントを自動的に移動した被写体に切り替えてくれるため、動きの不規則なスポーツ撮影などで活躍が期待できる。実際、同機能の性能をチェックするために道路を走るバイクを置きピンなしで撮影してみたが、かなり高い確率で流し撮りに成功した。追尾性能の高さには目を見張るものがある。

3D-トラッキング機能への切り替えスイッチ(中央)。同機能では、フォーカスエリアの中に人の顔があった場合、肌の色を記憶して追尾する。追尾性能が高く、被写体が移動して顔が一瞬隠れても、再び顔が現れれば顔の色を認識して追尾を開始してくれた(画像クリックで拡大)

 逆光補正機能「D-ライティング」に加え、「アクティブD-ライティング」を搭載したことも見逃せない。D-ライティングは、撮影後に補正処理を行うものだが、今回から搭載するアクティブD-ライティングは、撮影前に被写体の状況を判断し最適な設定で撮影してくれる機能だ。両機能は補正方法にも違いがある。D-ライティングでは、既に撮影した画像の暗くなってしまった部分だけを明るく補正するのに対し、アクティブD-ライティングでは、白飛びや黒つぶれを軽減するように調整してくれる。実際に使用した印象からすると、D-ライティングの方が暗い部分を明るくするため全体的に明るくなる印象を受けるのに対し、アクティブD-ライティングでは適度なコントラストを保ちつつ、シャドー部分がつぶれない程度に明るくしている。

D-ライティング機能ももちろん搭載している。効果レベルは「強め、標準、弱」から選択可能(画像クリックで拡大)