ドコモのおサイフケータイで利用 加盟店の多さはポストペイ型でトップ

iD

 NTTドコモの推進により、急速に加盟店を増やしているポストペイ型の電子マネー。コンビニではローソンやファミリーマートが導入している。ジャスコ、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどでも使えるなど、加盟店舗数はポストペイ型電子マネーの中で圧倒的に多い。

 ポストペイ型のiDは、あらかじめ利用金額を決済するクレジットカードを登録してから利用する。NTTドコモのDCMXカードに加えて、三井住友カードやクレディセゾン、イオンクレジットサービスなどがiDの決済に使えるクレジットカードを発行している。もちろん、利用金額に応じてクレジットカードのポイントを獲得できる。なお、月間の利用限度額が1万円以下というユニークな電子マネーサービスも提供しており、この場合はクレジットカードを登録する必要はない。利用金額は毎月の携帯電話の利用代金と一緒に請求される仕組みだ。

iD

iDを利用するには基本的にクレジットカードの登録が必要。写真はNTTドコモが発行する「DCMXカード」。

 iDはNTTドコモが推進する電子マネーだけに、カード型のiDはほとんど用意されておらず「おサイフケータイ」から利用するのが基本。最新のNTTドコモのFOMAにはあらかじめiDのアプリケーションがインストールされている。

 

すべてのキャリアの端末で利用可能 夏から秋にかけてコンビニに一気に普及

QUICPay

 今夏、ローソンでの取り扱いが始まったことで、利用できる店が一気に拡大。端末数で約6万3000台に達したうえ、今後もセブン-イレブンやサークルKサンクスでの導入が予定されている。

 おサイフケータイに加えて、専用カード型やクレジットカード一体型(写真)なども用意されており、ジェーシービーやトヨタファイナンス、クレディセゾンなどが決済に利用できるクレジットカードを発行している。NTTドコモに加えて、au、ソフトバンクモバイルのおサイフケータイで利用できる点がiDとの違いだ。

TS CUBIC CARD

クレジットカード一体型も用意するQUICPay。写真は「TS CUBIC CARD」で、貯まったポイントはJALのマイルと交換できる。

 

おサイフケータイのみで利用可能 今秋からサークルKサンクスが導入

Visa Touch・Smartplus

 三菱UFJニコスとビザ・インターナショナルが中心となって推進するポストペイ型の電子マネー。来年1月下旬からはサークルKサンクスでの取り扱いが始まる予定だ。QUICPayと同様に3キャリアのおサイフケータイで利用できるが、現状では決済に使えるクレジットカードを発行しているのが三菱UFJニコスとオーエムシーカードだけ。ほかのポストペイ型電子マネーに比べると決済に利用できるクレジットカードの種類が少ない。

プロフィール

著者 佐藤 温(さとう・あつし)

佐藤 温氏

95年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、同年証券会社に入社。98年に退社後、日経ホーム出版社に入社し、「日経マネー」「日経トレンディ」の編集記者として約8年間勤務。日経トレンディでポイントプログラムの相関図をまとめた日本初の「ポイント交換マップ」を作成したことを契機に、ネットによるポイント交換案内サービスを発案。06年10月に株式会社ポイ探を設立する。07年2月より、日本インターネットポイント協議会監査役。