地図、辞書、名刺リーダなど多数のアプリがプリインストール
カメラ機能はソフトウエアを大幅改善

 予約およびタッチ&トライイベントも無事終了し、いよいよ発売まで2週間を切った。今回は、W-ZERO3 [es]のときと違い、カラーバリエーションも1色となっているので、予約・購入時に色の選択で悩まなくて済んだ。予約も、ウィルコム直営オンラインショップ「ウィルコムストア」の予約事前登録こそ、数分で定員オーバーとなってしまったが、各店舗などではまだ予約を受け付けているところも多く、これまでのW-ZERO3シリーズとしては、比較的に発売日にスムーズにゲットできそうだ。

 それでは特集の第3回は、マルチメディアや各種プリインストールされたアプリケーションについて見ていこう。

ビジネスには必須ツールなオフィス機能を搭載

 やはり、W-ZERO3シリーズがWindows Mobileを搭載している大きな意味の1つは、マイクロソフト純正のOfficeツールが利用できるところだろう。特に、個人ユーザーで、Exchangeサーバーとの連携などを行っている人は少ないので、Officeツールがプリインストールされているというのは、非常にわかりやすいメリットと言える。最近は、携帯電話でも各種オフィス文書を閲覧するツールがプリインストールされていることも多いが、閲覧のみしか対応してないことから、モバイル向けとはいえ、Word Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobileは心強い。

 使用感は、W-ZERO3 [es]とほぼ同じだが、スタートメニューの上位項目に「Office Mobile」という項目が出ており、そこから、Wordなどを起動できる。もちろん、ファイルエクスプローラからファイルを直接開くこともできるので、このあたりの操作は、まさにパソコンと同じ感覚でできるだろう。すべての表示や編集ができるわけではないが、簡単な図付き文章や表計算程度なら、Advanced/W-ZERO3 [es]のみで扱える。また、現状では、唯一、新しいファイル形式(拡張子.xlsxなど)となったOffice 2007で作成したファイルにも標準で対応しているので、メールで急にOffice 2007の文書が送付されてきても安心だ。

 また、ビジネスユーザーは、PDF文書を扱うことも多いと思われるが、こちらは、Picsel製「Picsel PDF Viewer」が搭載されており、表示のみ対応している。画面回転や拡大縮小などの基本機能には対応しており、microSD上にある数十MBの大きなファイルも表示できるのは嬉しいところだ。また、ファイルエクスプローラが新しくZIP形式の圧縮ファイルにも対応している。他の圧縮ファイルの形式にもフリーウエアなどで対応可能だが、添付ファイルを圧縮するなら、ZIPファイルにしてもらおう。

OSにWindows Mobileを搭載している大きなメリットの1つが純正のMicrosoft Word、Excel、PowerPointが利用できるところ。携帯電話に搭載されたオフィスビューアでは閲覧のみだが、W-ZERO3シリーズでは編集も可能だ
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PDFビューアはPicsel製「Picsel PDF Viewer」。バージョンは1.1.5(Build 3900)。横画面表示も可能で、動作はやや緩慢だが約30MBのファイルも部分的にキャッシュしながら表示するため閲覧可能だ
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「Zip Mobile」画面。対応している圧縮ファイル形式はZIPのみだが、標準でZIPファイルが扱えるようになったのは大きい。フリーウエアなどを用いれば他のLZHやRARなどの圧縮ファイルにも対応可能
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地図アプリケーション「NAVITIME」がプリインストール

 新しく追加されたプリインストールアプリケーションとしては、まず、地図およびナビゲーションソフトの「NAVITIME」が挙げられる。従来からW-ZERO3シリーズ向けに、ダウンロードにより利用できていたが、最新版となるバージョン4.1.63.7が搭載されており、W-SIMによるPHS基地局情報を利用した位置情報を使って現在位置の周辺情報を検索したり、地図データが新しくなっていたりしている。もちろん、ルート検索やパソコンとデータを共有できる「PC NAVITIME」にも対応している。

 また、USBホスト機能により、GPSアダプタを接続することで、GPSによるリアルタイムナビゲーションにも対応したとのことだ。GPSアダプタは市販のものも一部利用できるが、ウィルコムが動作確認をしたI-O DATA製GPSレシーバー「USBGPS2/WS」は2007年秋頃に発売予定となっている。さらに、プリインストールは見送られたが、「Google Maps」の日本語版がウィルコム公式サイト経由でダウンロードして、利用できるようになる予定だ。

「NAVITIME」の起動および設定画面。他社向けのNAVITIMEと同じインターフェースでルート検索なども行える
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「NAVITIME」の地図画面。通常の地図のほかにも立体的に見えるSkyViewや航空写真も表示できる
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「NAVITIME」はW-SIMの位置情報およびGPSによるリアルタイム位置情報が利用可能となった
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