松下電器産業

LUMIX DMC-FZ18

実売価格:5万2000円

発売日:2007年8月25日




このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・28mmからの光学18倍ズームレンズを搭載
・撮影シーンを自動判別するiAモード
・高感度撮影機能を向上、画質も改善
・オリンパスイメージング CAMEDIA SP-560UZ
・富士フイルム FinePix S8000fd

 高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメは、主流のスリムタイプと比べて価格が高いこともあり、低価格デジタル一眼レフと競合することもある。しかし、飛行機やスポーツ、運動会などを撮る一般ユーザーにとっては、手軽かつ低価格に超望遠撮影が行える機種として人気のジャンルなのだ。

 倍率というのは、広角端と望遠端のズームの比率のことで、焦点距離が35~420mmなら12倍と表記される。およそ10倍以上のズーム比を持つ機種を、高倍率ズームモデルと表記することが多い。望遠側の画角の方が注目されがちだが、近ごろは広角側もより広い画角を持つ製品が相次いで市場に投入されている。

シリーズ初の広角28mm&18倍ズームに対応!

 松下電器産業の「LUMIX DMC-FZ18」(以下、FZ18)も、そんな一台だ。35mm判換算で28mm相当という広角側の画角を持ちながら、18倍という現状では最高クラスの高倍率ズームレンズを搭載し、504mm相当という超望遠撮影を可能にした。

 一般的に、超望遠レンズというと高くて重くて大きいものという印象がある。一眼レフカメラ用の交換レンズだと、ズームタイプでないのに4kg以上するのが珍しくない。これと単純に比べられるものではないが、FZ18の重量はわずか407gと軽いのだ。ともすれば片手で持ててしまう小さく軽いボディーに、18倍という高倍率のズームレンズが詰め込まれているのには驚かされる。

高倍率ズーム機としては小型・軽量のボディーが魅力の「LUMIX DMC-FZシリーズ」に、シリーズで初めて28mmからの光学18倍ズームレンズを搭載した「DMC-FZ18」が登場した。レンズ性能を大幅にアップしながら、本体の肥大化を防いでいるのは注目に値する
コンパクトなボディーに大きなレンズとグリップを装備し、デジタル一眼レフカメラのようなスタイルをしているのは従来通り。背面の2.5型の液晶モニターは、サイズ・解像度ともにDMC-FZ8と同じだ

 超望遠撮影は、手ぶれとの戦いといえる。一般的に、手ぶれしないシャッタースピードは「1/35mm判換算相当の焦点距離」が必要とされている。つまり、FZ18の望遠端では1/500秒以上のシャッタースピードが必要ということになる。といっても、これはあくまでも目安であり、これ以上のシャッタースピードでもいい加減にカメラを構えていては、いとも簡単にブレてしまう。

 松下電器産業のLUMIXシリーズは、レンズの一部を手ぶれを打ち消す方向に動かす光学式手ぶれ補正機構を早くから採用しており、FZ18も例外なく搭載している。他社では「シャッタースピード○段分の補正効果」などとうたっているが、松下電器産業ではこういった数字は公表していない。ライブビュー画面を見る感じでは、他社の最新モデルに匹敵する補正効果が期待できる雰囲気だ。動いている被写体を追いかけるようにカメラを動かしても、あまりぐらつくことなくフォローできる。

記録メディアはSDメモリーカードで、27MBの内蔵メモリーも搭載する。バッテリーは大型のリチウムイオン充電池で、撮影枚数は約400枚と従来から若干ながら増加している

 LUMIXシリーズの手ぶれ補正機構は、常時補正を行う「モード1」と、シャッターを押す瞬間だけ補正を行う「モード2」の2つのモードがある。メーカーによると、モード2の方がより高い補正効果が得られるとしているが、個人的にはモード1でライブビュー画像が安定するようにカメラを構えて、そっとシャッターボタンを押すほうがいいような気がする。