アップルコンピュータ

AirMac Express

実売価格:1万5540円

 アップルコンピュータから発売された「AirMac Express(エアマック・エクスプレス)」は、小型の802.11g/b対応無線LANベースステーション。ベースステーションは、アップル独特の呼び名で、日本では一般に無線LANルーターと呼ばれるもの。低価格な家庭用無線LANの元祖といえる同社AirMacシリーズの最新モデルだ。高さ94×幅75×奥行き28.5mmと小型なので、外出先に持って行きすぐ無線LAN環境を作れるのも特徴だ。

 小型化と低価格化が特徴とされる本機だが、最近のiPodブームを後押しするような音楽機能を搭載しており、既に無線LAN環境を導入しているユーザーも注目の製品となっている。

WindowsでもMacintoshでも設定は簡単

 その注目の機能というのが「AirTunes」。これは、音楽統合管理ソフトである「iTunes」で再生した音楽を、無線LANでオーディオ機器に飛ばし、再生できる“無線音楽ストリーミング”とでも呼べるものだ。iTunesではHDD内にストックした音楽をジュークボックス的に再生することも可能だし、ネットラジオやCDの直接再生も可能となっている。

 パソコンで再生する音楽を高音質で楽しむには、オーディオスピーカーを接続する手もあるが、普段はしまっておくようなノートPCだとそのたびに接続しなければならず面倒だ。また、デスクトップPCであれば、その部屋でしか聞くことができない。AirTunesは、こういった問題を解決してくれるのだ。

 使い方は至って簡単。既に無線による家庭内LAN環境が整っている場合は、AirMac Expressをオーディオ機器近くの電源コンセントにつなぎ、オーディオケーブルでAirMac Expressをオーディオ機器に接続するだけでハードウエアのセッティングは終わり。この場合、AirMac Expressを無線LAN子機のように使える。ただし、AirMac Expressにあるイーサネットポートは基本的にはWAN専用のため、パソコンをつないで無線LANにアクセスすることはできない(後述するほかのAirMacと組み合わせたワイヤレスブリッジモードでなら可)。

 AirMac Expressが初めて導入する無線LANのアクセスポイントならば、続けてADSLモデムなどをAirMac Expressのイーサネットポートに接続すれば、無線LAN機能を搭載したPCからインターネットにつながるようになる。ただし、ケーブル配線の関係上、オーディオ機器とADSLモデムが近い場所にないと接続できないので注意。

インタフェースは3つだけ。ADSLモデムなどにつなぐイーサネットポート(左)、共有したいプリンターにつなぐUSBポート(中央)、オーディオ機器につなぐステレオミニ&光デジタル共用ジャック このようにAirMac Expressとオーディオ機器をオーディオケーブルでつなぐ

 どちらの場合でも、続けて付属のCD-ROMから無線LANベースステーションの管理ユーティリティとiTunesをインストールし、ウイザードに従って各種設定を行えば、ものの数分でAirMac Expressの各種セッティングは完了だ。

 筆者は、Mac環境でのPowerBook G4と、Windows環境であるバイオノートTRの両方でセッティングの実験を行ったのだが、どちらもほとんど同じ画面、手順で設定ができた。アップル製品はMac優先設計になっているのでは? と思いがちだが、本機はWindowsユーザーも安心して使えるように設計されている。

設定は「AirMac Express アシスタント」というウイザード形式の管理用ユーティリティで行う。ものの数分でセッティングは完了した