TOUCH CRUISERの操作感はいかに?

 SH904iの最大の特徴が、カーソルキーの上に配置された「TOUCH CRUISER」だ。これは写真を見れば分かる通り、まさしくノートパソコンのタッチパッドを携帯電話に搭載したもの。これを使えば、フルブラウザやiモードブラウザ、メニューなどSH904iのあらゆる機能をより直感的に操作することができる。

 筆者がTOUCH CRUISERを実際に使ってみた印象はというと、「使えないことはないが、使いこなすには慣れが必要」といったところだ。特に気になるのが、パッドの大きさ。横方向の操作は、何度か行うことで違和感はなくなるものの、縦方向がかなり狭いため、フルブラウザなどでは何度も指を往復させる必要がある。また、TOUCH CRUISERの設定も、単にON/OFFができるというだけで、パソコンのように細かな調整ができるわけではない。

 ちなみに、フルブラウザや一部メニューなどは、画面上にポインタが現れ、マウスと同じ感覚で操作することができる。しかしNEC端末のニューロポインターのように、全ての機能でポインターが現れるという訳ではない。iモードなどでは通常のカーソルをTOUCH CRUISERで操作する形となるため、違和感を抱く人もいるかもしれない。「どうしても馴染めない」という場合は、素直にTOUCH CRUISERとカーソルキーを適材適所で使い分けた方がいいだろう。

ノートパソコンのタッチパッドのような感覚で操作ができる「TOUCH CRUISER」。2回連続で叩くことで、クリックと同じ操作ができるのもパソコンと同じ
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メインメニューなどがTOUCH CRUISERの操作に対応。一部メニューはポインター操作に対応しており、これをうまく活用したユニークな操作感を実現
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フルブラウザもTOUCH CRUISERで操作可能。画面スクロールは画面の上下左右にポインターを移動させることで行う点がパソコンと唯一異なる

TOUCH CRUISERの設定画面。操作のON/OFF以外の設定ができない

カメラで実現した「直感ゲーム」の操作感はいかに?

 もう1つの新しい操作性が、904iシリーズで新たに提供された「直感ゲーム」だ。これは、任天堂のWiiのように、本体を振ったり傾けたりすることで、これまでのゲームとは違う新しい操作感を実現するというもの。

 このような操作を実現するには、通常、加速度センサーを搭載するのが一般的だ(「D904i」は加速度センサーを内蔵して「直感ゲーム」を実現している)。しかし、SH904iと「P904i」は、GestureTek社の「GestureTek EyeMobile」を採用。携帯電話内蔵のカメラを使って動きや傾きなどを判別することで、これを実現している。

 そこで、SH904iにプリインストールされている直感ゲーム対応の「直感♪クラッシュバンディクー」を試してみた。結果、専用の加速度センサーを搭載したゲーム機やD904iと比べて操作感は劣るものの、あまり細かな操作が要求されないゲームであれば、それなりに楽しむことができた。ただし、実際カメラに映る映像によって反応が変わってくるので、遊ぶ「場所」を選びそうだ。

 また、直感ゲームの操作はiアプリから利用できるため、ゲーム以外への応用も可能だ。例えば、SH904iには、直感ゲームの操作に対応した「NAVITIME」もプリインストールされており、本体を傾けることで、地図の操作が可能となっている。反応速度の問題などもあって、実用性にはまだ疑問も残るものの、今後さまざまな分野での応用に期待したい。

直感ゲームに対応した内蔵アプリ「直感♪クラッシュバンディクー」。本体を傾けたりして遊ぶミニゲームで、思いのほか楽しめる

定番のナビゲーションアプリ「NAVITIME」も本体を傾けることで操作可能

NEXTTOUCH CRUISER以外の独自機能は?