キヤノン

IXY DIGITAL 70

実売価格:3万7800円

発売日:2006年3月16日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・上位モデルよりもコンパクトで軽量なボディー
・4万円を大きく切る手ごろな実売価格
・最高ISO800までの高感度撮影機能を搭載
・松下電器産業 LUMIX DMC-FX9
・カシオ計算機 EXILIM ZOOM EX-Z600
・富士写真フイルム FinePix Z2

 キヤノンの人気コンパクトデジカメ「IXY DIGITAL」のなかでも、コストパフォーマンスの高さとシンプルなデザインが人気の「IXY DIGITAL 60」の後継機として登場したのが、この「IXY DIGITAL 70」だ。コンパクトなボディーに光学3倍ズームレンズを搭載するというコンセプトはそのままに、画素数アップや新機能の追加などが図られた。


小型ボディーを維持しながら操作性をアップ

 ボディーはステンレス製で、コンパクトで高級感のある指触りはこれまで通り。直線と円だけで構成されたシンプルでフラットなデザインは、一見すると持ちにくそうに見えるのだが、薄すぎないボディーが功を奏しているのか、持ちにくさは意外と感じない。とはいえ、右手中指のやり場に何となく困ってしまう感じは否めないのだが…。

小型・軽量で低価格という特徴を備えた、IXY DIGITALの売れ筋モデル「IXY DIGITAL 70」。上位機種で採用している3型液晶モニターや光学式手ぶれ補正機能などの装備はないが、CCDや画像処理エンジンは同じものを採用する

随所に緩やかなカーブを描いているのが目を引く背面パネル。液晶モニターは2.5型で、解像度も17.3万画素とそこそこ高い。光学ファインダーを搭載するのが、3型液晶モニターの「IXY DIGITAL 80」にはない特徴だ

 細かな変更点では、撮影モードと再生モードを切り換えるモードレバーの位置が、液晶モニターのすぐ右横からボディーの右端に移動した。撮影時は右手の親指がこのモードレバーに引っかかり、しっかりとボディーをホールドできるようになったため、持ちやすさがアップしている。

 小さなボディーに2.5型の大きな液晶モニターを載せ、かつ光学ファインダーを装備していることもあり、ボタンレイアウトはやや窮屈だ。それでも、微妙な凹凸を付けているため、操作性は決して悪くない。ボタンのアイコンも最大限に大きく表記しており、特に4方向ボタンは光沢のある素材に白色でプリントしており、視認性はよい。

600万画素+2.5型液晶モデルとしては、かなりコンパクト。富士写真フイルムの「FinePix F11」(右)と比べると、大きさ・厚さともに段違いにスリムなのが分かる 記録メディアはSDメモリーカードを利用。バッテリーはリチウムイオン充電池だが、かなり薄い形状のため、撮影枚数は約160枚と心許ないのが気になる

 電源ボタンはシャッターボタンの左側に隣接しており、右手だけで操作していると操作しにくいと感じるが、簡単に指が触れてもいけないだけに、困ったと感じるほどではない。電源ボタンを押してから撮影できるようになるまでの時間は、レンズが伸び縮みするタイプにしてはかなり短く、また動作音が小さいのには好感が持てる。

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