キヤノン

EOS 5D

実売価格:37万8000円

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発売日:2005年9月28日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・フルサイズ機ながら40万円を切る低価格
・レンズ表記の焦点距離で撮影できる
・視認性に優れる2.5型液晶モニター
・1000万画素デジカメならではの高画質
・ニコン D200
・キヤノン EOS-1Ds MarkII

 キヤノンの「EOS 5D」(以下、5D)は、約1280万画素の大型CMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラだ。センサーのサイズは35.8×23.9mmと、35mmフィルムとほぼ同じ。同社のデジタル一眼レフカメラとしては、「EOS-1Ds」「EOS-1Ds MarkII」に続く3モデル目のフルサイズセンサー搭載機となる。


1280万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載

 前述の通り、これまでのフルサイズセンサー搭載機は、プロ向けのEOS-1Dシリーズに限られていた。しかし、この5Dのボディーサイズやデザインを見ると、820万画素センサーを搭載するハイアマチュア向けモデル「EOS 20D」(以下、20D)とよく似ていることがわかる。フルサイズセンサー搭載機ということで、プロフェッショナルユーザーも使うだろうが、本来は中級機という位置付けのデジカメなのである。

35mm判フルサイズのCMOSセンサーを搭載しつつ、40万円を切る低価格を実現した「EOS 5D」。縦位置グリップを一体化した「EOS-1D」シリーズとは異なり、「EOS 20D」のようなコンパクトで扱いやすいボディーサイズにまとめられている

背面は、大きく高精細な2.5型液晶モニターが目を引く。ボタンレイアウトは、定評のあるEOS 20Dとほとんど同じで、乗り換えユーザーも迷うことなく操作できる

 EOS-1Dシリーズとの一番の違いは、ボディの防塵・防滴処理がなされていないことだ。もちろん、小降りの雨程度ですぐに故障してしまうことはないだろうが、やはり雨天や砂ぼこりの舞う場所での撮影は苦手と心得ておいたほうがよいだろう。

 そのような防塵・防滴処理がない半面、ほどよい大きさと軽さに仕上がっているのは、重量級ボディーのEOS-1Dシリーズにはない魅力だ。また、2.5型の大きな液晶モニターを搭載したり、後述する新機能「ピクチャースタイル」を採用するなど、次世代のEOSデジタルという印象を与える仕上がりになっているのが目を引く。

EOS 20D(右)と比べると、ボディーがひとまわり大きいのがわかる。EOS 5Dはペンタ部の出っ張りも大きいのだが、内蔵ストロボは搭載していない

 ボディーのデザインは20Dによく似ていると書いたが、これはボタン類やメニュー構成などに関してもいえる。ダイレクトプリント用の「イージープリントボタン」などが追加されているなど、若干の違いは見られるが、基本的なボタンの位置や使い方、メニュー操作の方法などは、ほぼ20Dと同じといってよいだろう。

 外観上の違いといえば、液晶モニターが1.8型から2.5型へと大型化されていることと、内蔵ストロボが省かれている点くらいだ。バッテリーも、コンパクトな「BP-511A」で共通なので、20Dと5Dの両方を使い回すというユーザーにはありがたい。

記録メディアはコンパクトフラッシュで、マイクロドライブも利用できる。カバーの開閉方法はEOS 20Dと同じで、EOS-1D系のようなロック機構はない バッテリーはリチウムイオン充電池で、グリップ部に1つ搭載している。オプションのバッテリーグリップ「BG-E4」(希望小売価格2万9400円)を利用すれば、このバッテリーを2つ搭載できる

 ただし、20Dから継承されている点で大きな不満が1つだけある。それは、ファインダー内にISO感度が常時表示できないことである。ISO感度ボタンを押せば、ファインダーに感度が表示されるのだが、それ以外は常に非表示なのだ。

 頻繁にISO感度が変更できるデジタルカメラだからこそ、次期モデルではぜひともISO表示を可能にしてほしい。ちなみに、EOS-1D系のモデルは、すべてファインダー内にISO感度を表示する仕組みになっている。

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