無料では「商用利用」できない

 従って、スマートフォンや10.1インチ以下のタブレットでOffice Mobileを使いたいときは、Microsoftアカウントでサインインすることで、無料で基本的な編集ができる。「基本的な」といっても、図形の挿入や書式の変更、グラフの作成など、通常の用途には十分な機能を利用できるので、多くの場合はこのレベルで十分だろう。

 ところが、無料でこの編集機能を使い放題というわけではないので注意が必要だ。無料で利用できる編集機能は、あくまで「非商用目的の利用」に限定される(図7)。すなわち、会社で作成した文書を外出先で編集したい場合、上記の基本的な編集機能を利用できるとしても、ライセンス上は禁止されているということ。仕事でOffice Mobileを使う場合は、Office 365の契約が必要になるのだ。

 こう聞くと、「Office Mobileは事実上、ビューワーとしてしか使えないのか・・・」と思う人は少なくないだろう。職場でOffice 365を利用していればよいが、そうではない個人ユーザーの多くは、Office Mobileの編集機能を利用して仕事をしてはいけないことになってしまう。

図7●Office PremiumのFAQに示された、iPhone/iPad向けOffice Mobileの利用範囲
[画像のクリックで拡大表示]